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洋館・プリズムリバー邸 「♪~♪~♪~」 邸宅の一室の中で、紙袋を持ちながら気分よく鼻歌を歌っているのは、ここに住む3姉妹の末妹・リリカ。 「ん~いい匂い。しかもふかふか~♪」 どうやら、いつも言っている洋菓子店の新商品を手に入れたようで上機嫌のようだ。 騒霊が食べ物を食べるのか?と言う疑問については、白玉楼の亡霊少女に同じ問いをしてきなさい。 「さ~て、浮かれてばかりもいれないわね。これをどこに隠すかなぁ…」 どうやら、姉達と一緒に食べると言う選択肢はないようだ。さすがリリカ、狡猾である。 「うーん…あっ、この箱がいいわね。なんか綺麗だし、まさかここに入ってるなんて思わないよね」 綺麗な文様の入った箱の中に、洋菓子=チョコパンを入れるリリカ。 「これでよしっと、あとで食ーべよっ♪」 そう言って、部屋を後にするリリカ。しかし、迂闊にも窓を開きっ放しにしていた事に、気付いてはいなかった。 その迂闊さが、残念な結果になろうとは… 再び部屋に戻ったリリカの見た部屋の様子。 荒らされた部屋。開かれた空っぽの箱。開かれた窓を呆然と見ている2体のゆっくり。 これ以上にない状況証拠、理解したリリカに怒りがこみ上げる。 「うぉらぁぁ!」「ゆ゛ぐえ゛っ!?」 思いっきり、ゆっくりまりさを蹴るリリカ。 「まりさになにするの!?ゆっくりできないよ!」 わめくれいむを冷たい目で睨むリリカ。 「人のお菓子を食べておいてシラを切るつもり…ふーん…」 「ゆ!?お菓子くれるの?ならゆっくりはやくもってきてね!」 「わたしの取って置きを食べておいてそんな口を…蹴り殺してやるッ! こ の ド 畜 生 が ァ ー ー ー ー ー ッ」 プッツン リリカの中で、何かがキレる音がした。 「潰すのは一瞬だッ!それでは私の怒りがおさまらんッ! おまえが悪いんだ!おまえがッ!わたしを怒らせたのはおまえだッ!おまえが悪いんだ! 思い知れ!どうだッ!思い知れ!どうだッ!どうだッ!」 「ぶっ!ぶぎゅっ!!やべでっ!!まっで!!れいぶのはなぢをぎいでねっ!!ゆっぐりぎいで!!」 まだ弁解しようとするれいむを、執拗に、残忍に蹴り続けるプッツンリリカ。 そんな恐怖の光景を見つめるまりさの頭の中は、れいむを助けようと言う気持ちではなく、いかにして自分が助かるかを考えていた。 (もう、れいむはたすかられないぜ。そこでもんだいだぜ!ここからどうやってにげようか? 3たく-ひとつつだけえらびなさい 答え①はんさむなまりさは、このおねーさんをなんとかするあいであがうかぶ 答え②はいってきたまどからにげる 答え③にげられない。げんじつはひじょうである。 まりさがまるをつけたのは②だぜ…れいむはゆっくりしんでね!) ゲスな結論を出し、逃げようとするまりさ。もちろん、それを見逃さないリリカ。 「逃がすかぁぁぁぁ!」 すでに蹴り殺され、死骸となったれいむを逃げるまりさに投げつける。 まりさが振り向くと、投げられたれいむの死骸がまるでスローモーションのように迫ってくる。 (答え-③ 答え③ 答え③)「ゆべしっ!」べしゃ まりさの思考が途切れたのは、れいむの死骸がまりさに激突し、大きな餡子の花を咲かせた瞬間であった。 「あーーーちくしょーーーー!」 「どうしたの?リリカ」「騒がしいなぁ…」 悔しがるリリカ。そこに、騒ぎを聞きつけたのか、姉のルナサとメルランが部屋に入る。 「うあ!え、えっと…そう!ゆっくりよ!ゆっくりが部屋で暴れていたから、退治したの!」 まさか、こっそり取っておいたチョコパンを食べられたとはいえないリリカは、とっさにウソを言った。 まあ、ゆっくりがいたのは事実だが。 「ふーん…まあいいや、部屋を掃除したら、お茶にしない?おいしそうなお菓子を買ってきたからさ」 「あのお店の新商品なんですって!楽しみだわ~」 「それって…あのチョコパン?すぐ片付ける!」 ルナサたちも、あのお菓子を買ってきたようだった。 部屋を早々に片付けたリリカは、すぐに姉達と共に新作お菓子を堪能した。 「このチョコおいしーね!」「わたしはこのビターが好みね」「ホワイトチョコも甘くてハッピーになりそう」 やっぱり一緒に食べるほうがおいしいや。そう思ったリリカであった。 この話には追記がある。それは、ゆっくり達がリリカの部屋に侵入したときに戻る。 「ゆゆ!ひろくておおきいね!」「ここをまりさたちのゆっくりぷれいずにしようぜ!」 窓から侵入したゆっくりは、リリカの部屋を好き勝手に蹂躙する。 そんな中、ゆっくりたちは綺麗な文様の箱を見つけた。 「ゆ!なんだかおいしそうなにおいがするよ!」「さっそくあけるんだぜ!」 舌を使い、器用に箱をあけるゆっくりまりさ。 箱が開いた瞬間、何かが飛び出し、窓の外へと消えていってしまった。 「ゆー…」「逃げられちゃったね…」 あまりにも突然だったため、呆然と見ることしかできなかったゆっくり達。 リリカが戻ったのはそんなときであった。 何故、箱の中身であるチョコパンが飛び出したのか。原因はそれを入れていた箱にあった。 リリカも知らないその箱の正体は、かつて自分達を生み出したマジックアイテムが収められていた箱であった。 本来の中身を失った今でもごくわずかに残っていた魔力と、 昨今幻想郷に出没した、歪んだ饅頭生命体:ゆっくりの存在という影響により、チョコパンにも命を宿してしまっていた。 やがて、そのチョコパンは顔が浮かび上がり、どこからともなく帽子を身に着け、新たなゆっくりとなった。 「ゆっくりしていってね!」「ゆっくりハッピーになってね♪」「ゆっくり…きあつがさがる…」 マジックアイテムの持ち主の影響からか、それらはプリズムリバー3姉妹そっくりになった。 ー後書ー なんだ、この自分設定満載なSSは、とお思いの方、申し訳ございません。 ただ、虹川ゆっくりを流行らせたかっただけです。 虹川ゆっくり話だけなら作れそうだけど、虐待描写を含めると難しい… もう1話を考えてますが、虐待描写の推敲に時間がかかりそうです。 書いた駄文 ゆっくりいじめ系1192 ゆっくりさとり ゆっくりいじめ系1202 ゆっくりプリズムリバー このSSに感想を付ける
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藪の中から 12KB 虐待-普通 野良ゆ ゲスやでいぶより、自分はこの手のゆっくりが癇に障ります 友人と待ち合わせしている男の前に、ゆっくりが現れた。 道を挟んだ向こうの薮の中から出てきたようだ。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 れいむとまりさ。 一番ポピュラーかつ面白味のない二匹だ。 男はその挨拶を無視した。視線を合わせる気すらなかった。野良のゆっくりに関わるとろくな事がないからだ。 関わるくらいならいっそ潰してしまえ。ただし加工所に後始末を頼め。 この地域のそんなルールを、男は心得ていた。 これが他のゆっくり――例えばありすやぱちゅりーだったとしても、もちろん同じことだ。 しかし、もし万が一相手が希少種だった場合はすぐに捕まえるべきだ。 そして飼うなり売り飛ばすなり、虐待するなり好きにしろ――これも地域のルールだった。 男とゆっくりの間を、若い女が通りすぎていった。 彼女がゆっくりに向けて侮蔑の視線を送ったのを、男は見た。 「ゆっくりしていってね! れいむはれいむだよ!」 「ゆっくりしていってね! まりさはまりさだよ!」 自己紹介なんてしてもらわなくて結構だ。おまえらと仲良くする気なんてない。 そんな意味を込めて男は、ちっ、と舌打ちした。 それにしても――なんだってこいつらは、見ればわかることをいちいち口に出すんだろう。 今まで幾度となく考えた事だが、もちろん答えはわからない。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 返事を期待しているのだろう。じっと見つめてくるが、男はあくまでも無視する。 「ゆっくり! していってね!」 「ゆっくり! していってね!」 ――しつこいな。 男は苛立った。 つくづく思う。相手をしてもしなくても他人を苛立たせる存在だ。 普段ならば、無視していれば適当な所で帰ってくれるものなのだが――。 「むしだってさ!」 「おお、こわいこわい」 二匹が初めて「ゆっくり」以外の言葉を発する。 あまりにも癇に障るその言いぐさに、男はついゆっくりの方を見てしまった。 「ゆっくりにらみつけたよ!」 「おお、こわいこわい」 二匹はそう言ってニヤニヤ笑う。人の神経を逆撫でして逆撫でして、それでもあまりある表情だ。 男の頭と腹の中が一瞬で熱くなった。 目の前にいるゆっくりは今時珍しいタイプなのかも知れないと、男は思った。 現在のゆっくりは語彙も表情も豊富で、人間ともそれなりの会話ができる。 もっとも、相変わらず話の通じないことも多いし、その存在を含めて常識外れなのは変わらないのだが――。 しかし最初期の、この世に発生した直後のゆっくりは、それこそ「ゆっくりしていってね!」くらいしかまともに話すことができなかった。 表情もニヤニヤと人をバカにしたようなもので固定だ。 うれしい時はうれしそうに「ゆっくりー!」だし、苦しい時もうれしそうに「ゆっくりー!」だ。 たとえ死にそうな時でもそれは変わらない。うれしそうに「ゆっくりー!」と死んでいく。 同じ口調の同じ言葉でも、ゆっくりはゆっくりなりの独特の微妙なニュアンスを表現していた――らしい、としか人間には言えない。 ゆっくり以外の生物にはとうてい理解不能な感情表現だった。それは正しく「単なる鳴き声」だ。 そして、 「あくまでもむしだってさ!」 「おお、こわいこわい」 その言動から察するに、男の目の前にいる二匹は初期と現在、その過渡期にあったゆっくりに近いと言える。 進化――などと男は言いたくなかったが――途中の矮小な餡子脳では、感情と表情の処理が追いつかなかったのだろう。 かろうじて「ゆっくり」以外の言葉を発するようにはなったものの、感情の表現はとても十分とは言えなかった。 相変わらず、どんな時でも笑みを浮かべている。 さらに決定的に語彙が足りないから始末に終えない。とにかく何を考えているのか、何を言いたいのかがわからないのだ。 例えば先ほどの「あくまでもむしだってさ!」を今のゆっくり風に訳すなら「れいむたちをむししないでえええええ!」なのかもしれない。 「おお、こわいこわい」は「ゆんやあ! まりさこわいんだぜえええええ!」なのかもしれない。 同じゆっくり相手ならまだしも、人間にこれを理解しろというのは無茶だろう。 なまじ増えた語彙は「単なる鳴き声」という概念を忘れさせ、ともすれば人間に「ひょっとしたら意思の疎通ができるのではないか?」という錯覚を抱かせた。 そう思って話しかけても、返ってくるのはもれなくニヤニヤヅラをともなった、何とも要領を得ない返答――。 これに腹を立てる人間は少なくなかった。いや、非常に多かった。 いわゆる『虐待お兄さん』なる存在が確認され始めたのがちょうどこの過渡期だったことからも、それはよくわかるだろう。 「ゲラゲラゲラ!」 「ゲラゲラゲラ!」 こいつら――。 なぜか大爆笑しているれいむとまりさを前に、男も今、腹を立てていた。 男もご多分に漏れず――特別『虐待お兄さん』というわけではなかったが――この種のゆっくりが大嫌いだった。 おそらく以前より嫌悪感は強くなっている。 それなりの会話が可能になっている今のゆっくりに馴染んでしまった分、その腹立たしくふてぶてしい態度が一層際だって見えるからだ。 単なる先祖帰りなのか、それとも単にバカにしているのか、その辺りの判断がつかない所も質が悪い。 確かに『ゲス』や『れいぱー』、『しんぐるまざー』など、真に害悪と呼べるゆっくりは現在の方が多いだろう。男もそれは理解している。 自分勝手なのも重々承知しているが、この嫌悪感は理屈ではないのだ。 「だんまりだってさ!」 「おお、しずかしずか」 二匹には目の前から消えてもらうことにした。無視を決め込もうとしたが仕方ない。 待ちぼうけを食わされていることもあり、男は少々虫の居所が悪かった。 男はその場で、どんっ、と足を踏みならした。所詮はゆっくり、恐がって逃げると思ったのだ。 しかしその考えは甘かった。 「どんっ! だってさ!」 「おお、びっくりびっくり」 一瞬ビクッとしたものの、その場から動くことはせず、相変わらずニヤニヤしている。 ひょっとしたら恐くて足がすくんでいるのかもしれないが――その言葉と表情からはまったく読みとれない。 読みとれないので、男はとりあえず石を投げてみることにした。足もとの小石を拾い、下手投げで二匹の前に軽く放る。 二匹はやはり体をビクッとさせつつ、 「いしをなげたよ!」 「おお、こわいこわい」 なおも笑っている。 面倒なので当ててやろう。男は小石を二個、立て続けに投げた。今度は上からだ。――見事命中。 「ゆっくりいたいよ!」 「ゆっくりやめてね!」 言葉に反して、その表情と口調はあくまで不敵だ。挑発的とも言える。 あたかも「にやにやにや、いたいよにんげんさ~ん」、「やめてよ~う、へらへらへら」と、男をあざ笑っているかのようだ。 いや、あざ笑っているのだ。そうに違いない。 勝手に確信した男はさらに小石を見舞った。幸い砂利道なので、小石には事欠かない。 鷲掴みにした小石を何度も何度もぶつけると、やがて二匹は、 「やめでねっ! いだいよっ! ゆっぐりでぎないよっ!」 「やめであげでねっ! れいぶがいだがっでるよっ! まりざもいだいよっ!」 苦しそうに――とはとても言いがたい、涙こそ流しているが、むしろ楽しそうな声で呻きはじめた。 「れんぞぐでなげでぐるよ!!」 「おお、いだいいだい!」 いつの間にか、れいむの右目は潰れ、まりさの口からは餡子が漏れだしている。 それを確認して、男は手を止めた。二匹がこれからどんな反応を示すのか見てみたかったのだ。 すると二匹は、 「ゆっぐりざぜでね! れいぶをゆっぐりざぜでね!」 「ゆっぐりざぜでね! まりざをゆっぐりざぜでね!」 と、怪我のためか幾分ぎこちない足取りで男に近づいてきた。 傷ついていようが死にかけていようが、あくまでも笑顔だ。 「ゆっぐり! ゆっぐり!」 「ゆっぐり! ゆっぐり!」 文字どおりゆっくりと近づいてくる。男は「ゾンビー」という言葉を思い出した。 薮の中に逃げ帰ればいいのに、なぜそうしないのか。 ひょっとしたら命乞いのつもりなのかも知れない。下手に逃げるより、助けてもらった方が賢明だと思っているのだろうか。 今のゆっくりなら、さしずめ「ごべんだざい! ゆるじでぐだざい!」とでも言うだろう。――もっとも、これも鳴き声なのだが。 二匹はついに男の足元にまで来た。 「あいさつしたけっかがこれだよ!」 「ごらんのありさまだよ!」 ところどころ表皮が破れ、また黒ずんでいる二匹の、その「ぜんぜんきいていないよ! ばーかばーか!」とでも言わんばかりの表情と口調に、男の体が反射的に動いた。 まず、れいむを蹴った。 「おそらをとんでいるみたい!」という楽しそうな声を発しながら、れいむは薮の中に消えた。 続いて「ゆゆうっ! れいぶうううう!!」と涙を流しながら笑っているまりさも、薮の中に蹴り込んだ。 その際、まりさが「おびょらおっ!」という意味不明な声を発したのは、これは男の爪先が口にめり込んでいたためだ。 「ふうっ!」 男は短く息を吐いた。 ここまでする気はなかったのだが、ついやりすぎてしまった。 あの手のゆっくりはどうにも駄目だ。 まだ腹の虫が納まらない。靴の先についた餡子を見て、さらに頭に血が上りそうになった。 友人がやってきたら、少し八つ当たりしてやろうか。約束に遅れているんだ。たまには多少強めに出ても構わないだろう。 男は自分にそう言い聞かせて、気を鎮めた。 薮の中から、またれいむとまりさが現れた。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 先ほどの二匹と同じ表情、同じ口調。違うのは小綺麗になったその体くらいだ。 男は思わず、痛めつけた二匹が薮の中で風呂にでも入って、それからまた外に出てきたのかと錯覚しそうになった。 「ゆっくりしていってね! まりさはまりさだよ!」 「ゆっくりしていってね! れいむはれいむだよ!」 違うところがもう一つあった。声を発する順番だ。 先ほどとは逆に、最初にまりさ、次にれいむという順になっている。 「むしだってさ!」 「おお、こわいこわい」 問答無用だ。 男はまりさに向かって石を投げた。石は、汚い帽子のつばに当たった。 つばの奥から、まりさはニヤけた視線を男に送っている。 「もんどうむようだってさ!」 「おお、やばんやばん」 れいむに石を投げると、これは眉間のあたりに直撃した。 れいむの体が後ろにのけぞる。 「のうてんちょくげきだね!」 「おお、いだいいだい」 とても痛がっているとは思えない口調と表情だ。 キリッとつり上がった眉毛に、不敵な笑みをたたえた口元。 今まさに危険が迫っているというのに、なんでこうも自信に満ち満ちているのだろうか。 これが潰れた饅頭生首でなかったら、むしろかっこいいとさえ言えるかも知れない。 何となくムカついたので、男は先ほどと同じく石つぶての雨をお見舞いしてやる。 「いだいっ! いだいよっ!」 「ゆっぐりでぎないっ! ゆっぐりでぎないよっ!」 二匹は涙を流しながら笑って――すでに爆笑に近い声をあげている。 近づいてきたら今度も蹴飛ばしてやろうと思っていたのだが、二匹は自分から薮の中に戻っていった。 その際も、 「とんだにんげんさんだね! ゲラゲラゲラ!」 「ゆっくりできないね! ゲラゲラゲラ!」 神経に障る捨て台詞を忘れない。 語彙と表情が致命的なまでに欠落しているだけで、必ずしも悪意を持っているわけではないとはわかっている。 それでも、腹の底がどんどん熱くなっていくのを、男は感じていた。 予感はあった。 薮の中から、三度れいむとまりさが姿を現した。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 また鳴き声の順番が変わっているが、そんなことはどうでもよかった。 「ゆっくり――」 鳴き終わる前に男はれいむに近づき、おもむろに踏みつけた。 「じでびゅっ!?」 れいむの目から口から、あにゃるから吹き出す餡子で、男のズボンや靴が汚れたが、それすら気にならなかった。 「もっどゆっぐり」 その断末魔を遮るように、男は二度三度とれいむを踏み続ける。 目が潰れ、揉み上げがちぎれ、赤いリボンは頭皮と髪の毛ごと地面に落ちる。 「れいぶううううううう!?」 まりさの楽しそうな絶叫が響く中、れいむは静かになった。 男は餡子まみれの足をれいむから上げ、まりさを見た。 まりさはニヤニヤしながら男を見上げ、涙を流している。 人を小馬鹿にしたような、それでいて媚びているような笑みだ。 「ぎゃくさつだってさ!」 男はまりさの帽子をつまみ上げた。 「おぼうしさんっ!? ゆっくりできないっ!」 帽子を追うように飛び跳ねるまりさの横っ面を思いきり蹴った。サッカーで言うボレーシュートの格好だ。 「おそらをとんでいるみたい!」 低い軌道で宙を舞ったまりさは、顔面から地面に激突し、そのまま砂利道を滑った。 男はまりさに近づく。帽子はすでに薮の中に放った。 うつ伏せになっているまりさを足で蹴り起こしてやる。 まりさの顔面はところどころ破れ、餡子がこぼれ出している。砂利に激しくこすられたのだ。無理もない。 「ゆっぐりじでいっでね!」 それでもなお笑っているまりさの顔面を、男は一息で踏み抜いた。 断末魔の定型句は聞こえなかった。口が潰れているからだ。 その代わりとばかりに、まりさは尻を二度三度振って、そして動かなくなった。 少し気が晴れて、ふう、と息を吐いた男に、 「よう、兄ちゃん、やってんなあ!」 見知らぬ中年男が声をかけてきた。 男は愛想笑いを浮かべた。 野良ゆっくりを潰す人間など、この辺では珍しくもないが、ムキになったところを見られて決まりが悪くなったのだ。 「その薮の中、ゆっくりの野郎がいっぱい住み着いちゃってなあ」 中年男は苦虫を噛み潰したような顔で言い、「希少種ならまだしも」と付け加えた。 「そのうち加工所に連絡しようと思ってたトコなんだよ――ほら、あそこにもいた」 中年男が指差す方を見ると、四組目のれいむとまりさがいた。 男は早足でゆっくりに近づき、勢いそのまま、二匹を薮の中に蹴り込んだ。 「おそらをとんでいるみたい!」 「おそらをとんでいるみたい!」 そして自分自身も薮の中に飛び込む。 ズボンや靴だけでなく、上着や顔も餡子まみれになってしまうだろうが、もうどうでもいい。 友人との待ち合わせも関係ない。 「兄ちゃん! 終わる頃になったら加工所に後始末頼んでやっからよ!」 背後から聞こえる楽しそうな中年男の声に、男は一言、 「ヒャッハー!」 とだけ応えた。 (了) 今回から「藪あき」を名乗らせていただきます。 コンゴトモヨロシク…… 以前書いたもの…… ふたば系ゆっくりいじめ 525 犬 ふたば系ゆっくりいじめ 532 川原の一家 ふたば系ゆっくりいじめ 554 ゴキブリ(前編) ふたば系ゆっくりいじめ 555 ゴキブリ(後編) ふたば系ゆっくりいじめ 569 ねとられいむ ふたば系ゆっくりいじめ 622 格子越しの情景 ふたば系ゆっくりいじめ 654 奇跡の朝に ふたば系ゆっくりいじめ 715 下拵え ふたば系ゆっくりいじめ 729 ある日の公園で ~the Marisas and men~ ふたば系ゆっくりいじめ 740 彼女はそこにいた ふたば系ゆっくりいじめ 759 Eyes ふたば系ゆっくりいじめ 780 そして扉は閉ざされた 挿絵 by車田あき トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 「おお、○○、○○」ってきめぇ丸専用の語彙だと思ってたわ -- 2011-07-24 01 21 27 絵、未完成じゃね? -- 2011-01-21 22 13 24 なんか絵が…あんまり話と関係無い希ガス -- 2010-09-05 01 23 13 お兄さん沸点が低いな。 -- 2010-07-11 01 35 10
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・最近徒然あきこと法然ちゃんが可愛くてしょうがないです ・でも、私もなかなかの少女臭だと思うんですが・・・どうでしょう 『余計なお世話』 D.O 【ゆっくりについて真剣に考える!性的な意味含め】がスローガンの街、虹浦市。 この虹浦市の一角には、私の家もある、通称『ゆっくりタウン』なる地域がある。 別に、その地域中をゆっくりが埋め尽くしているとか言う意味ではない。 ただ、ゆっくりに対して、少なくとも積極的な悪意を持つも人は少ないこの市内にあって、 特にゆっくり愛護精神の強いセレブ市民が集中して住むのがこの地域なのだ。 適度に林や広場があり、道路も歩車分離がしっかりしている地域ということで、 ゆっくり愛護セレブ達が目を付けたのだろうが、 昔からここに住んでる私の家のような、古い木造2階建てのボロ家の周囲に、 小学校が入るかという規模の高級住宅が並んでいる様は、正直居心地悪い・・・。 そんなこともあり、私は今でもゆっくりが嫌いだ。 -------------------------------------------- 私の名前は法然、若くどころか幼く見られがちだが、一応女子大生だ。 遊ぶのは好きだし、遊ぶのは大好きだし、 勉強するのは嫌いな、ごく一般的な女子大生だと思う。 だが、大学というところは困ったことに勉強をしにいくところらしい。 そんなわけで今日は、自宅のちゃぶ台の上にパソコンと参考資料を広げ、 貯めに貯めたレポートを必死で処理中だったりする。 「う~む。ホント、間に合うかしら。・・・やばいかも。」 そして、いつまで経っても減らない課題の量にうんざりし、イライラしている私の隣には、 兄が私の反対を押し切って飼い始めた、飼いゆっくりのれいむがいた。 大人しくゆっくりしていればまだしも、過去類を見ないほどに大騒ぎしながら・・・・・・ 「おねーさん、すっごくゆっくりしてないよ、ゆっくりしてね!ゆっくりだよぉぉおお!!」 「うるさいわね。ここで死ぬか、どっか行って死んでよ。」 「どうじでそんなごどいうのぉぉおおお!?」 とにかくうるさい。 その動揺の仕方は、これまで我が家で育った数カ月でも、初めてというレベルである。 どうやら、れいむは私がゆっくりしていないのが見逃せないらしいのだ。 「ゆぁぁ、ゆっくりさせなきゃ、ゆっくりぃぃいい!!」 などと泣き叫びながら、もみあげをバタバタさせたり、ちゃぶ台の周りを跳ね回ったり、 ちゃぶ台の上に載って、私の顔を覗き込んだりしてくる。 「あんたがゆっくりしてよ。ホント、すごく邪魔なんだけど。」 「れいむがゆっくりしてないわけないでしょぉぉおお!?おねーさんこそ、ゆっくりしてよぉ!!」 「あんたが近くにいるだけでゆっくり出来なくなるのよ。」 「ゆぁぁああ!?やっぱりおねーさん、おかしいよぉぉ!! れいむをみてもゆっくりできないなんて、どうぢぢゃっだのぉぉおお!?」 はぁ。こう言う自己評価のやたら高いれいむのことを、世間ではでいぶと呼ぶのだろうか・・・ 「そうだよ!おねーさん、すーやすーやすれば、ゆっくりできるよ!」 ごろんっ、と横になるれいむ。 「れいむのおなかで、ゆっくりすーやすーやしてね!!」 「いつもはあんなに嫌がるくせに・・・うう、眠くなってきた。」 いつもれいむを枕にしているのが、こんな形で私を苦しめるとは・・・ ああ、柔らかそうなお腹に、頭をのせてあげたい・・・じゃない!! 「邪魔よ!とっとと出て行きなさい!」 「ゆ、ゆぁぁああ!!いっつもねてばっかりのおねーさんが、おねーさんがぁ!!」 「失礼な事言うな!!」 ますます落ち着きを無くして、オロオロと部屋中を跳ね回り始めてしまった。 失敗だ。 「ゆぅぅ、そうだよ!ちょっとまっててね、おねーさん!」 そう言うと、今度はれいむが私の部屋に作った『おうち』こと、 部屋の隅に横倒しにしたダンボールの中で、ごそごそと何かを探し始めた。 なんで私の部屋に作るんだろ・・・飼ってるのは兄のはずなんだけど。 ゴソゴソゴソ・・・ 「ゆっ!みつけたよ!!」 そして、ペンケースサイズのピンク色の小箱を取り出す。 「おねーさん!れいむのたからものをみせてあげるから、ゆっくりしてね!!」 そう言うと、れいむはその小箱を開け、中から宝石を散りばめたようにカラフルで、 ほのかに甘い香りのする消しゴムを取り出し、私に見せてくれた。 ・・・ていうかそれは、無くしたと思っていた私のペンケースだ。 「返せ。」 「ゆぴゃぁぁあああ!!どうぢでぇ!れいむのたからものなのにぃぃぃ!!」 「こっちも返してね。」 「ゆぴぃぃいいい!!れいむのたからばこさん、ゆっくりかえしてぇぇええ!!」 盗人猛々しい、と言うのとは違うか? まったく、ホントに迷惑な奴だ。 「おねえさんがつかってるとこなんて、みたことないのにぃぃ・・・。 れいむ、ずっとたいせつにぢでだのにぃぃぃ・・・。」 「いちいち失礼ね。私が普段勉強してないみたいじゃない。」 だが、これで諦めるれいむではなかった。 「ゆぅぅぅ、そうだよ!だーりん、だーりぃぃん!!」 ガラッ! れいむの呼びかけと同時に、部屋の扉が開く。 「どうした、マイハニー。」 「クソ兄貴!入ってくんじゃねぇ!殺すぞ!!」 兄の徒然のことは、そんなに悪い兄だとは思っていない。 優しく、顔もどちらかといえば端整で、兄の友人の話では、職場でも超がつくほど優秀らしい。 ただ、一つだけ問題があった。 れいむにベッタリ甘々なところが。 「だーりぃん。おねーさんが、ゆっくりしてないんだよぉ。」 「そうか、それは困った。ハニー、どうしようか。」 「きっとおねーさん、あまあまがたりないんだよ。だーりん、あまあまをもってきてぇ。」 「うん、ハニーの言うことなら間違いないな!よし、5秒で持ってくるよ!」 キッチリ5秒後、私の作業するちゃぶ台の上に、山盛りのケーキとシュークリームが置かれていた。 目の前で作業してたのに、いつの間に準備されたのかさっぱりわからなかった。 職場ではさぞ有能なんだろうな。 「おねーさん!」 「法然!」 「「ゆっくりしていってね!!」」 ・・・・・・ちなみに、私は甘いものとゆっくりが大嫌いだったりする。 「二人とも出てけ。」 「「どうぢでぞんなごどいうのぉぉぉおお!?」」 --------------------------------------------------- 30分後。 ここは法然お姉さん家の庭。 ごく一般的な広さの庭は、数本の木が塀沿いに植えられ、 地面もキッチリと手入れがされた芝生で覆われている。 ここを手入れしているのは、もちろん徒然お兄さん。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりー!」 周囲のどの家でも、小学校の体育館が2~3個入りそうな広大な庭があるというのに、 隣近所の飼いゆっくり達は、いつも法然お姉さん宅の広くも無い庭をたまり場にしていたりする。 広すぎるとかえって落ち着かないらしいが、これは、野生の頃の習性か何かなのだろう。 「ゆっくりしていってね・・・」 「ゆゆっ?ゆっくりしてないよ?どうしたの、れいむ。」 「ゆぅ・・・じつはね・・・。」 そして今日もまた、れいむの友ゆっくり達は大勢集まり、井戸端会議を始めていた。 ちなみに普段の話題と言えば『ゆっくりしてる?』『ゆっくりしてるよー。』程度。 これで昼から日が暮れるまでずっとゆっくりしていられるそうなので、 飼いゆっくりという連中はよほど暇な様である。 「おねえさんが・・・ゴニョゴニョ・・・ゆっくりしてなくて・・・ゴニョ。」 「それはとかいはじゃないわね。れいむくらいゆっくりしてたおねーさんなのに・・・」 だが、今日の話題は法然お姉さんについての物になったようだ。 「おにーさんが、いちにちじゅうつくえにむかってると、げんじつでゆっくりできなくなるっていってたみょん。」 「いちにちじゅうむーしゃむーしゃして、すーやすーやして、ゆっくりしてたのに・・・わからないよー。」 「むきゅぅ、これはゆっくりしてないわね!ぱちぇもまどうしょで、げんいんをしらべてみるわね。」 「それじゃあ、さとりもおねーさんに、さぐりをいれてみますね。」 「じゃあふらんは、ドスにも知らせてくるね。」 「みんなェ・・・ゆっくりありがとうだよぉ。」 みんな、とても飼いゆっくりらしい、協力的なゆっくり達であった。 いつもみんなのリーダー的立場(問題行動の元凶とも言う)で元気一杯ゆっくりしているれいむが、 しょんぼりとしていたのだから、協力したいという気持ちもなおさらなのであろう。 そして、再びゆっくり達によるレポート作成妨害作戦が始まる・・・ -------------------------------------------- 「おねーさん、もうだいじょうぶだよ!ゆっくりできるよぉっ!!」 「今ちょうど、ゆっくり出来なくなったわ。」 れいむが普段良く遊んでいる、お隣のZさん家の飼いゆっくり4匹を連れて戻ってきた。 またうるさくなるなぁ。 「ゆっくりれっど!れいむ!」 「ゆっくりぶらっく!まりさ!」 「ゆっくりぶらっく!みょん!」 「ゆっくりぐりーん!ちぇん!」 「ゆっくりれっど!ありす!」 「「「「「みんなそろって、ゆっくりふぁいぶ!!」」」」」(キュピーン!) 「何で、レッドとブラックが2匹づついるのよ。」 Zさんはそっち系のマニアという噂を聞くので、この4匹も影響を受けたのだろう。 ファイブという単語は知っていても、恐らく意味はわかってないと思う。 「れいむはぶらっくにしてほしいわ。れっどは、とかいはなありすがやるのよ。」 「ゆっ?なにいってるの?ありすはいえろーさんでしょ?ゆっくりりかいしてね。」 「むほぉ!?ありすは、かれーらいすさんなんてたべられないのよ!れいむこそ、ゆっくりりかいしてほしいわ!」 私の迂闊な一言のせいで、さらにうるさくなってしまった。 「ぶらっくはまりさだよ!みょんはほわいとだよ!ゆっくりりかいしてね!!」 「みょーん。でも、ぶらっくはかっこいいみょん。」 「みょんはかっこよくなんてなくていいんだよ!だって、だって、みょんはとってもかわいいんだよ!!」 「み、みょーん!(ドキーン!)」 図らずも、カップルの誕生まで手を貸してしまったらしい。 と、ちぇんは一匹私の足元でゆっくりしている。 「あなたはあいつ等のお話に加わらないの?」 「ちぇんはぐりーんだからだいじょうぶだよー。かぶらないんだねー。」 「へぇ。(今度Zさんに、めーりんを勧めてみようかしら)」 ・・・・・・30分後。 「ゆっくりれっど!れいむ!」 「ゆっくりぶらっく!まりさ!」 「ゆっくりほわいと!みょん!」 「ゆっくりぐりーん!ちぇん!」 「ゆっくりごーるど!ありす!」 「「「「「みんなそろって、ゆっくりふぁいぶ!!」」」」」(キュピーン!) 「さっさと帰りなさい。」 みょんの頭上にはいつのまにか、まりさとの間にできた5匹の赤ゆっくりがぶら下がっているので、 ゆっくりファイブではなくゆっくりテンかもしれない。 ともあれようやく本題に入るらしく、 ブラック、もといまりさが、私に自信満々な顔で言い放った。 「ゆっくりふぁいぶがぜんりょくで、おねーさんをゆっくりさせるよ!」 「させるわ!」「わかるよー!」「みょーん!」 なんか、突っこむ気力もなくなってきた。 「・・・もう、どうでもいいから静かにしてね。」 むーしゃむーしゃ!むーしゃむーしゃ!! ゆっくりファイブがむさぼり食っているのは、 先ほど徒然兄が持ってきた、山盛りのケーキとシュークリーム。 見るだけで胸焼けがしていたケーキの山が、あっという間に無くなっていく。 ・・・なんか、あったらあったで気持ち悪かったけど、 ゆっくりに食われたと思うとすごく腹が立ってきた。 「「「「「ゆっくりごちそうさまでした!!」」」」」 などと考えている間に完食。 さて、これで私をどうゆっくりさせるつもりなのやら・・・ 「みんないくよ!!せーのっ!!」 「「「「「し、し、し、しあわせー!!!」」」」」 「・・・。で?」 「ゆっくりできたでしょ?ひっさつの、『しあわせーふらっしゅ』だよ!!」 「・・・・・・ん?」 説明しよう!『しあわせーふらっしゅ』とは、 ゆっくり達が普段行なう『むーしゃむーしゃ、しあわせー』の『しあわせー』を、 食事中ずっと我慢して完食し、5匹同時に『しあわせー』を行なうことで、 その蓄積されたゆっくり力を一気に放出、周囲の全ての生物を巻き込んで『しあわせー』にしてしまう必殺技なのだ!! 「そんなもん無ぇよ。」 どごっ!!×5 「ゆびゃんっ!?どうじでぇっ?」 「わからないよー。おねーさん、さっきよりごきげんななめだよー。」 「むほぉ。きっとおねえさんは、『ゆっくりのあんこくめん』にそまってしまったんだわ。」 「あ、『あんこくめん』だってー!?」×4 「そうよ、おねーさんはいま、どんなゆっく」 「出てけっ!!!」 「おそらっ!!!」×5 5匹はこの日、確かに空を飛んだ。 れいむはまっすぐゴミ箱へ、そしてみょん以外の3匹は窓から外の植木の茂みへと・・・ みょんは妊娠中なので一応配慮。 窓からポテンと軽く放り捨ててあげた。 「むっきゅ~ん。むっきゅりしらべおわったわ~。」 「ん、今度はお向かいのぱちゅりーね。何の用?」 円筒形のゴミ箱にすっぽり収まったれいむを、どうやって兄に気づかれないように処分するか考えていると、 向かいの凡さん家で飼われているけんじゃ(涙)のぱちゅりーがやってきた。 「む、むきゅ、れいむが、おねーさんをゆっくりさせてって・・・」 「出て行きなさい。それが、私をゆっくりさせる唯一の方法よ。」 「むきゅ~。そんなこといわないで! ぱちぇは、おねーさんをゆっくりさせるほうほうを、まどうしょからみつけてきたのよ!」 「・・・ふーん。一応言ってみなさいよ。」 「おねーさん!『かれし』と『でーと』すると、きぶんてんかんになるわ!」 「死ね!!」 ぱちゅりーはこの日、はじめて空を飛んだ。 道路を挟んだお向かいの玄関まで・・・ 「はぁ、本格的に邪魔しに来たようね。これは困った。」 などと思って玄関の扉を閉め、振り返ると 「さとりにはおねーさんのこころがまるみえなのです」 「うわぉっ!?驚いた。何!?さとり!?」 今度は私の真後ろにゆっくりさとり。 確かお隣の車田さんの飼い主だったはずだ。 ・・・ウチのれいむも、随分人気者ねぇ。 友達甲斐のある、いい友ゆっくりがいるわ。 私よりご近所づきあいいいんじゃない?迷惑だけど。 「うふふ・・・さとりに、かくしごとはできませんよ。 おねーさんがゆっくりできないりゆうを、すべてあばいてあげますね。」 言いたい事を言ってくるあたりも、これまでの連中とおんなじだ。 さすがれいむの友達。 「そんなのいいから、早く私を1人にしてよ・・・。」 「みえました。おねーさん・・・はやくひとりになりたい、とおもってますね。」 「帰れ。」 -------------------------------------------- はぁ、心配してくれるのは、正直悪い気もしないんだけど、状況が状況だけに、 素直に喜んであげるわけにもいかないし、困ったもんだ。 それにしても、勉強中の私って、そんなに違和感あるのかしら。 ちょっと反省した方がいいかもしれないなぁ。 でも、とにかく今日はレポートだ。 もう日も暮れて、追い込みに入らないとヤバ・・・ 「ゆっくりしていってね!!」 部屋に戻ると、ふらんをおさげにぶら下げた、私より図体のでかいドスがいた。 たしか2匹とも、我が家の裏手の豪邸に住むわん子さん17歳の飼いゆっくりだったか。 その体高4mを越える大柄なドスが、 部屋のど真ん中に・・・窓と天井を破壊して鎮座している。 破壊して・・・・・・ひでぇ。 「おねえさん、ドスがゆっくりさせてあげるよ!」 「ふらんもきたから、あんしんしてね!」 「ああ・・・うん・・・大丈夫・・・・・・・だいぶゆっくりしてきたから・・・」 ちなみに、ドスのあんよの下には、ぺしゃんこになった私のパソコン・・・ 外付けハードディスクも、フラッシュメモリも全部まとめて破片が見えている・・・ 壊れたかは知らないが、今日中にデータの復帰は無いだろう。 ・・・・・・終わった。 結論から言うと、私が抱えていた多数のレポートは、全て提出期限が延期されたので、 何の問題も無くなった。 ドスの件について飼い主のわん子さん17歳に話をした所、大変責任を感じたらしく、 学校に圧力をかけて期限を延期させてくれたらしい。 そうでなくても、パソコンの弁償と言って以前使ってたパソコンの50倍の値段の、 明らかにオーバースペックな代物をくれた上、 破壊されたハードディスクや他メディアからも、9割9分データを回収してくれたと言うのに。 やはり金持ちはやり方が違う。 -------------------------------------------- いやぁ、結果オーライとはよく言ったもので、 レポートも2度同じ課題を書くとなると、さすがにそれなりのクオリティのものができた。 課題の評価も上々、すっかり古くなっていたパソコンも新品になったし、 よかったよかった。 ゆっくり達には絶対感謝してやる気は無い。 ともあれ、そんなわけで現在は再び、れいむ達が慣れ親しんだ元の生活に戻っている。 れいむやその友達も、私がゆっくり並の怠惰な生活に戻ったのを見て安堵し、 最近は奇行に走ったりせず、今日も庭で井戸端会議をしているようだ。 全ての課題から解放された後に、無駄に時間を使うのってサイコー! では、今日は、落ちモノ系の対戦型パズルゲームで、れいむをコテンパンに叩きのめして溜飲を・・・ 「あれ?あ、ちょっ!?えぇぇ・・・4連敗・・・」 「げーむさんは、ゆっくりしてるね!」 「・・・オイ。あんた、私に何の恨みがあんのよ。」 そう、いつもそうなのだ。 このれいむは、いつも私の邪魔をする。 「ゆぅぅ!?どうしたの?ゆっくりしてないよ?」 「私に勝てって、いつ言ったのよぉぉおお!!」 「ゆぅぅぅぅううう!?」 私は、やっぱりゆっくりが大嫌いだ。 餡小話掲載作品 町れいむ一家の四季シリーズ→休止中につき、D.Oの作品集にてご確認あれ ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 ふたば系ゆっくりいじめ 854 ごく普通のゆっくりショップ ふたば系ゆっくりいじめ 873 ゆっくり向けの節分 ふたば系ゆっくりいじめ 924 みんな大好きゆレンタイン ふたば系ゆっくりいじめ 934 暇つぶし ふたば系ゆっくりいじめ 943 軽いイタズラ ふたば系ゆっくりいじめ 1016 お誕生日おめでとう! ふたば系ゆっくりいじめ 1028 ゆっくり工作セット ふたば系ゆっくりいじめ 1148 愛でたいお姉さん ふたば系ゆっくりいじめ 1161 ありすの婚活 ふたば系ゆっくりいじめ 1241 野良も色々 ふたば系ゆっくりいじめ 1245 労働の意義 ふたば系ゆっくりいじめ 1252 ドス対処法 ふたば系ゆっくりいじめ 1257 続・ドス対処法 ふたば系ゆっくりいじめ 1266 赤い風船に乗せて ふたば系ゆっくりいじめ 1271 ゆっクリニックへようこそ ふたば系ゆっくりいじめ 1310 良好な関係 本作品 D.Oの作品集 このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! ◆SS感想掲示板 D.O感想スレへ ※書き込む時はSSのタイトルを書いて下さい。 コレをコピーしてから飛びましょう→『ふたば系ゆっくりいじめ 1327 余計なお世話』 トップページに戻る
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ゆっくり種2 13KB パロディ 悲劇 自然界 現代 人間なし 創作亜種 独自設定 パロディなのにギャグを入れれない・・・・ 『ゆっくり種2』 希少種 パロディ 俺設定満載です 『ゆっくり種』の続きです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 人の住まなくなって放棄された村、かつてはここで林業などで生活の糧を得て暮らしていた。 だが今は住む者もなくみる影もなくなっている。 『ふん・・・・』 この村でただ一つの神社の奥で胴付きのゆっくりがあぐらをかき座っている。 その雰囲気は他ゆを圧倒し恐れさせていた。 『かなこさま・・・・・・ただいまもどりました。』 奥に鎮座するゆっくりに仮面で顔を隠したまりさが帰還の報告をする。 『・・・・で首尾は?』 言語からも他のゆっくりを遥かに凌駕する胴付きのゆっくり、これが希少種を束ねる「ゆっくりかなこ」であった。 彼女は通常種を忌み嫌い憎んでいた。 通常種による希少種の迫害が続き仲間で殺されていく、現状の不遇さえも希少種のせいだと罵る無能な通常種に怒りさえ覚えていた。 しかし同じゆっくり、以前までは彼女もここまで通常種を憎んではいなかった。 だが事件は起こってしまった。それ以来彼女は通常種を憎み滅ぼす事に生きている。 『にしのもりのむれはほぼせんめついたしました・・・』 『略?逃げられたか』 『はい・・・もうしわけありません。あしつきをおさえるまえにうごかれてしまいました。』 『ふん・・・・逃げた奴に追っ手をかけよ!通常種を結束させてはならん。』 難を逃れる事ができた通常種に更なる追撃の命令を下すかなこ 『しょうちいたしました・・・・・つきましてはおねがいがあります。やつらのなかにてごわいゆっくりがいたためにさくせんはしっぱいいたしました。おってにかのじょらをおかしたただけないかと・・・・』 『・・・・さなえだけでは不足か?』 『てきにきしょうしゅがかたんしており、そいつがなかなかてごわく・・・・・』 『ふん・・・分かったさなえと後三匹連れていけ』 『ありがとうございます・・・・では。』 許可を得ると仮面まりさは社を出て行った。 『ふん・・・無能な通常種に加担するとは・・・・戯れの過ぎる希少種もいたもんだな・・・』 次の作戦に集められたメンバーはどのゆっくりも特殊な能力を与えられている者ばかりであった。 [ゆっくりさなえ] 空気を吐き出す事により風を操る能力を持つ。その威力は近距離からならばゆっくりを吹き飛ばし、石を含めば貫通する威力の礫も打てる。 [ゆっくりきめいまる] スピードに長けゆっくりからは視認しにくくなる能力も持つ。偵察や伝令に最適なゆっくりである。 [ゆっくりドスまりさ] 通常種でありながら能力の希少性でかなこの群れの一員となったゆっくり、ドススパークを連発で打つ事が出来る能力を持つ。 [ゆっくりゆうか] ドスには劣るがスパークを放つ事ができる能力を持つ。プライドが高く無能者には容赦がない。 以上の4匹が仮面まりさの指揮下に加わった。この4匹は研究所の出身でかなこによって研究所を脱出をする事が叶った為、かなこに絶大な信頼を寄せている親衛隊である。 『これよりむのうどもについげきをかける。かくじすぃーにのりわたしにつづけ』 5台のスィーが闇夜の中へと消えていった。 さなえは不安に想う、さとりと再び対峙した時に自分は戦えるかと。 なんとか説得して群れに連れてこれないかとも思う。 そんな不安を余所に追撃隊はあーくえんじぇるさんを追っていった。 『むきゅう・・・・すなさんはゆっくりできないわねぇ・・・』 追っ手が迫っている事も知らないぱちゅりー達はあーくえんぜるさんのタイヤが砂にとられて速く動けない事に悩んでいた。 これでは緊急時に対応できずやられてしまう。 『まりさみたいにいしさんをくわえてね。』 その向こうではスィまりさが生き残りのゆっくりに石礫の打ち方を教授していた。あーくえんぜるさんの上から石礫を放てば威嚇くらいになると判断された為、ぱちゅりーの命令により攻撃訓練を実施していたのだ。 『むずかしいんだぜ・・・ちいさいとごっくんしちゃうんだぜ・・・・』 『まりさはおくちのおくにいれすぎなのよ。れいむみたいにおくちいりぐちでくわえてね。』 礫を上手く打てないまりさにれいむはアドバイスをする。 れいむも辛うじて打てる程度ではあったのだが、石を咥えるとつい飲み込んでしまうまりさよりはマシと言えよう。 この様子をはるか向こうから伺っている物がいたのだがそれに気が付く者はいなかった。 『う~いたんだどぉ~やっつけるんだどぉ~』 上空からゆっくりれみりあの声がする。 事態に気が付いたぱちゅりー達は焦って迎撃体制にはいる。 『くらうんだぜぇ~ぷっ』 ポト 『どうしておそらさんいとばないんだぜぇ~』 やはり訓練時間が足らないために上手く石礫を放てないゆっくり達、上空からは3匹のれみりあが迫ってくる。 『いしさんはこうやってうつんだよ!』 バシュン! バチン 『いたいんだどぉ~おちるんだどぉ~ざぐやぁぁぁぁぁぁ!!!!』 グチャ スィまりさの石礫がれみりあを捉えて打ち落とした。れみりあは潰れ饅頭と化した。 だがいくらスィまりさでも連射はできない、残りのれみりあがあーくえんぜるさんに執りつく! 『まりさはたべてもおいしくないんだぜぇ~』 『とかいはじゃないわぁぁぁぁ!!!!』 『でいぶはじんぐるまざぁなんだよぉぉぉ!』 狂乱と化すゆっくり達 バチン 『う”ぅぅぅぅぅぅいだいんだどぉ~!!!』 グチャ 側面からの石礫によってれみりあが落ちる。後の1匹もたじろぎ動きを止めてしまった。 『こっちよ!』 砂山によって死角となった場所から5台のスィーが飛び出してきた。スィーに乗ったゆっくりは次々と石礫を放つが れみりあに上空高くへと逃げられてしまった。 敵は残り1匹となったが上空では対処のしようがなかった。 『さとりがやります。』 さとりは身体を光らすと金髪へと変化しドスまりさへと変化する。 『くらいなさい!』 ドゥゥゥ ずる ゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーー!!! 砂に足をとられて上手くスパークを命中させる事ができないさとり 『それならばならばこうです!』 再び身体を光らせるさとりは今度は光る羽を生やしZUN帽を被った格好へと変化する。 煌く七色の翼を羽ばたいて高く昇って行くさとり 『うぅぅぅ・・なんだんだどぉ?まるでふらんなんだどぉ・・・・』 さとりの変化に困惑し対応に遅れるれみりあ ドッカ さとりに上空から体当たりされ墜落していく 『ざぐやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』 グチャ こうしてぱちゅりー達は危機を回避する事ができた。 あーくえんぜるさんに先程、援護の石礫を放ってくれたスィーが近寄って来る。 乗っていたのは通常種2匹とみなれないゆっくり2匹だった。 『むきゅう!たすけてくれてありがとう。このむれのおさとしてかんしゃするわ』 『かんちがいするんじゃないんだぜ!あれはまりさたちのえものだっただけなんだぜ』 感謝を述べるぱちゅりーにリーダーと思わしきまりさが答えた。 『むきゅう?れみりあがえものなの?』 捕食種に望んで近寄るゆっくりはありえない、獲物と称して戦いを挑むゆっくりにぱちゅりーは驚いた。 まりさの言う事にはあのれみりあはこの砂浜を占拠して通常種を襲う希少種の群れのゆっくりなのだそうだ。 その希少種の群れの長は通称【砂漠(笑)のぬこたん】と呼ばれるゆっくりおりん! おりんに対抗すべくまりさ達は日々この場所で戦っている。 当然、捕食種と通常種の戦力差は大きく日々仲間を亡くしていた。 『むきゅ~それはすごいわぁ!』 『てれるんだぜ~ほめてもなにもでないんだぜ』 感嘆するぱちゅりーにまりさは照れて答える。 その日はまりさの群れに泊めてもらう事となった。 まりさの群れは海岸沿いを進んだ先の浜辺にあった。古く廃棄された釣り船を住処としていて船底に開いた穴を入り口にしている。 『・・・・・・というわけでぱちゅはどすにあいにいかないといけないのよ・・・』 釣り船の群れの長に事情を説明するぱちゅりー この群れのおさはゆっくりみょんである。 先代の長がおりんにやられてしまったので戦闘力の高さから選ばれたらしい。 『それはたいへんなんだみょん!それにしてもさいきんのきしょうしゅはひどいみょん!』 希少種の蛮行に怒りを覚えるみょん。 『むきゅう・・・・みょんもたいへんなようね・・・』 ぱちゅりーはここの希少種も自分等を襲った希少種と関係あるような気がしていた。 この時さとりはこの群れにいた希少種のゆっくりと話をしていた。 『たすけてくれてありがとう。さとりはさとりよ』 『ゆっくりしていってね。こいしはこいしよ』 『こいしはどうしてこのむれに?』 通常種の群れであるはずの場所の希少種2匹が加担しているのを疑問に思い問う。 しかし何やら話せない事情があるらしく同行しているゆっくりやまめに誤魔化されて理由は聞けなかった。 翌朝、希少種同士で食料の調達にでる2匹、通常種の群れに混ざる希少種という環境が2匹に親近感を感じさせていたのでる。 『むこうのはやしにのいちごさんがはえているばしょがあるわ』 『のいちごさんはみながゆっくりできそうね』 『たくさんもちかえりましょう』 2匹短時間で昔ながらの仲間のように仲良くなった。 『あんたたちはどうしてたたかっているのかい?』 林の影から急に声をかけられ2匹は驚き戦闘体制をとる。 『そんなにけいかいしてくていいよ。おりんはきょうのところはあらそうきはないよ』 林の奥からは猫を思わす姿のゆっくり、ゆっくりおりんが出てきた。 おりんは2匹に距離を取った場所から質問する。 『1ひきはしんがおさんだね?もぅ1ひきははじめまして、おりんはおりんだよ。』 新顔?さとりはこいしが群れに最近入ったのだとこの時悟った。 争う気はないと言っていても油断出来ない、2匹はいつでも動けるように攻撃態勢は崩さなかった。 『どうしてたたかうのかとは!それはあなたたちがおそってくるからではないですか!』 『そうよ!あなたたちなんかゆるさないんだから!』 2匹はおりんの問いにそう答える。 だがおりんは溜息を1つつき再び問う。 『おりんがつうじょうしゅをおそうのはなかまのかたきだからだよ。』 おりんは話す。 かつて通常種と希少種は共に暮らしはしないが戦争に至るほど険悪では無かった。 だがその関係を通常種の方から裏切ってきた。 希少種の群れを人間に売り飛ばして駆除されそうになった自分らの安全を買う事件が起こった。 畑を襲った罪を希少種の住処を人間に教える事で免除してもらったのだ。 全てではないが沢山の仲間が研究所に捕獲されてしまった。 長であるかなこは怒り悲しみ、そして通常種を憎むようになったのだと言う。 『・・・でもさとりはみなをまもるためにたたかいます。』 『それはいつまでかな?』 『おそうのをやめてくれるまでです!』 『それはどちらかがぜんめつするまでだめだよ。』 『そんな・・・』 どちらかが滅亡するまでこの戦いは続くのだと言う。 『うったからうたれて、うたれたからうって・・・それでたたかいはおわるのかな?』 おりんは嘆き気味にさとりに問う。 『・・・・それはさとりにはわかりません。』 『おりんにもわからないよ。きょうはごめんねつぎにあうときはてきとしてたたかうことになるね。じゃあね~』 おりんはその様に言い残すと林の奥へと姿を消していった。 のこされた2匹はおりんの問いに答えを見つけ出せずにいるのであった。 群れに戻ると長であるみょんやぱちゅりーが慌しくしていた。 偵察に出していたまりさが沢山の希少種がこちらに攻めてきているのを目撃したのだと言う。 迎撃体制に全戦力を投入する長2匹 『これよりあーくえんぜるさんもみょんにかせいすることになったわ!みんなきをひきしめてね』 『『『『ゆっくりりかいしたよ!』』』』 士気が上がって行く通常種のゆっくり達 そこに見張りのありすが声を上げる。 『いなかものどもがあらわれたわ!みんなきをつけて~』 群れに緊迫感が走る。 まず住処の釣り船前にあーくえんぜるさんを配置して中へは簡単には入れないように構えた。 その上では石礫に長ける者達が待機し上空からの攻撃に備える。 後の者は周辺の守りを固めながら戦う事になる。 『うぅ~れみりあのかたきなんだどぉ~』 『でいぶぅはまだじにだくないよぉ・・・おそらをとんでるみた・・』 グチャ 空中に浚われ放り出されたれいむは落下して潰れてしまった。 やはり戦力差は大きい 『いしさんをうてー』 『『『『ゆっくりりかいしたよ!』』』』 バシュン 『『『『ざぐやぁぁぁぁぁぁぁ』』』』 グチャ 通常種の石礫部隊も敵の数を確実に減らしはいたが戦渦は一向に好転しない 一方さとりも苦戦していた。 昨日は1対1だったので勝つ事はできたのだったが、流石に複数のれみりあ相手だと分が悪い。 だが能力では負けてはいない。 4匹のれみりあを撃墜し3匹の羽を傷つけ地上戦に持ち込む。 『いきます!』 光に包まれると今度は白髪へと変化するさとり、口には光る刃が現れる。 『かくごしてください!』 ザシュ 『いだいんだどぉ・・・ざ・・・ぐ・・・や・・・』 れみりあを光の刃で切り裂いていくさとり、残った2匹のれみりあ達は恐怖して後ずさりしていく。 だが逃す訳にはいかない!一気に追い詰めていく ザシュ 『う”・・・・・う”・・・・う”・・・』 口元から切られ声も出せずに事切れる。 『う・・・うぅ・・・れみりあはこうまかんにかえるんだどぉ~』 背中を見せ逃げようとする最後のれみりあ、だがその逃亡は味方によって出来なくされてしまう。 ブス 『う?・・・なんでだどぉ?れみりあはこ・・こうまかんへ・・・・』 振り向いた瞬間におりんによって串刺しにされてしまったのだ。 『とうぼうへいはしけいなんだよ。』 部下に対して慈悲も何も無い言葉をかけるおりん。 流石にさとりもれみりあを7匹も相手にした後なので疲労困憊だったが、負ける訳にはいかないと気を引き締める。 『やはりたたかわなければなりませんか?』 『これがおりんとさとりのしゅくめいさんってやつなんだよ』 緊迫して向き合う2匹 先制しておりんが飛び掛る。 『むれをまもりたかったらかつしかないんだよ』 『さとりはおりんとたたかいたくありません!』 寸でで攻撃を避けながらさとりは言う。 『さとりはなかまをまもれないゆっくりなのかな?』 『さとりは・・・さとりは・・・・みんなを守るんだぁ!!!』 ピキーン 何かがさとりの中で弾けた。 身体を光が包むとふらんへと変化した。 上空を高く昇ると旋回して勢いをつけて地面スレスレで飛ぶ、勢いを維持したままで今度はみょんへと変化する。 ザシュ 弾丸のように飛んでくる刃をおりんは避ける事ができなかった。 自分の致命傷でる切り傷を見てさとりを向きおりんは言う 『さとり・・・ゆっくりしていてね』 ドサ おりんはこの言葉を最後に事切れて倒れた。 『おりん・・・どうしてさとりはたたかわなくてはいけなかったのですか・・・・・?』 もぅ答えとはもらえぬと知りつつもさとりは涙を流しながらおりんに聞いた。 おりんの敗北によって希少種群は一気に劣勢となった。 やがて次々と逃亡を始めこの戦いは通常種群の勝利する事ができた。 だがこの戦いはさとりの心に大きな疑問を残す。 どうして自分は戦わなければならないのか?どうやったら戦いは終わるのか? 砂浜の向こうに海を眺めながらさとりは答えを求めるのであった。 つづく 無理にキャラを増やすと動かしにくくてしょうがない・・・・・ しかし書き始めてしまったのだからなんとか頑張ります。 誤字等あれば勘弁して下さい これまで書いた物 ふたば系ゆっくりいじめ 1097 ゆ虐ツアー ふたば系ゆっくりいじめ 1111 ゆ虐ツアー お宅訪問編 ふたば系ゆっくりいじめ 1116 雪原のまりさ ふたば系ゆっくりいじめ 1122 ゆヤンワーク ふたば系ゆっくりいじめ 1129 まりさの思い出 ふたば系ゆっくりいじめ 1152 まりさとつむり ふたば系ゆっくりいじめ 1154 ゆっくり種 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る SEED・・・ -- 2013-09-04 20 38 45 ようやくわかった。タイトルの"種"ってそういうことなんだね。 -- 2010-12-23 18 20 40
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ごく普通のゆっくりショップ 28KB 観察 飼いゆ 現代 虹浦市から離れてみる ・たまには普通の町の、普通のゆっくり達について書きたいな、と思い書きました。 ・なるべく淡々とした内容になるように書いてます。 いつもとは感じが違うかも。 『ごく普通のゆっくりショップ』 D.O ここは国内の、とある普通の町の、ごく普通のペットショップ。 店内に入ればワニからサボテンまで、幅広く様々な生き物が並べられている。 当然全ての生き物はペットとして販売されている商品だ。 その片隅に、壁沿いに50cm角の透明なケースが何十個も積んであるスペースがある。 手前には通路を挟んで、店の特売品セールなどでよく見かける、陳列用ワゴンが数台。 箱もワゴンも、なにやらもそもそと動き、時折『ゆっくち!』等と声を上げる、 丸いものが所狭しと押し込まれている。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!れいみゅはとっちぇもゆっくちだよ!」 「のーびのーびしゅるよ!まりしゃをかっちぇにぇ!」 「わきゃるよー!ちぇんがいちばんげんきだよー!」 「みゅほぉ!みゅほぉぉ!!」 そう、このスペースで陳列されているのは、近年ペットとしても認知されるようになった珍生物『ゆっくり』である。 とは言っても、ゆっくりが本当の意味で犬や猫と同列に扱われている地域などはかなり特殊だ。 ゆっくり産業を推し進めているような、ゆっくりに理解ある一部の地域以外では、 今でもゆっくりは『生き物』ではなく『モノ』に近い存在という認識の方が一般的なのである。 今回は、そんなごくごく一般的な地域における、一般的なペットショップのゆっくり達の生活を見ていただきたい。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 朝、まだ夜明け前からペットショップの業務は始まる。 何せ取り扱っている商品は生き物、朝食とケース内の掃除は必須だし、 健康管理も常に気を使う必要があるのだ。 「ほら、メシだ。」 「・・・ゆっくちしたあまあましゃん、たべちゃいよぉ・・・」 「早く飼ってもらえ。」 「むーちゃむーちゃ、ふしあわしぇ・・・」 商品の赤ゆっくり達は、無色透明でゼリー状の、味も香りもない食事を与えられる。 ゆっくりフードとして販売されているモノでは無論なく、 人体にも無害という以外は店員自身もなんだかよくわかっていない餌だ。 粉末状の原料を、水道水1リットルに一つまみの割合で混ぜるだけという、 手軽さと安さだけが利点の代物である。 「ゆあーん。おいちいごはんしゃん、たべちゃいよー。」 「もう、ぷるぷるしゃん、たべちゃくにゃいよぉ。ゆぇーん。」 餌に味の良さを求めないのも、相応の理由がある。 この店で取り扱っているゆっくりが売れ筋の、赤ゆっくりの中でも小型の、 ピンポン玉~鶏卵程度のサイズのものだからだ。 食事の味が良く、沢山食べてゆっくり出来ると、赤ゆっくりの成長は促進されやすい。 まともな食事を与えていると、一週間もすればビリヤードの玉のサイズを超えてしまうので、商売にならないのだ。 「こんなまじゅいごはんにゃんて、むーちゃむーちゃできにゃいよぉ。」 「なら食うな。」 ひょい。 「ゆぁーん!ゆぁーん!ゆっくちさせちぇー!」 食事を自分で断ってくれるなら、それに越したことはない。 全てのケースに朝食を配り終えたら、次は新しい赤ゆっくりの生産作業が続く。 餌などを工夫したところで、商品として扱えるのはせいぜい2週間。 売れる売れないに限らず、常に新しい赤ゆっくりを仕入れなければならない。 店の裏手、事務所スペースの奥に、成体ゆっくりがギリギリ2匹入る程度の木箱が置かれている。 その周囲に積まれた透明ケースには、成体サイズのれいむ、まりさ、ちぇん、ありす達が入れられていた。 予想はつくと思われるが、これらは繁殖用母体となるゆっくり達である。 「ゆぁーん。ゆっくちできにゃいー。」 「やめちぇにぇ!このはこしゃん、とかいはじゃにゃいわ!?」 だが注意深く見ると、この繁殖用ゆっくり達が、 通常の成体ゆっくりと微妙に様子が異なることに気づくだろう。 しゃべり方は舌足らず。 おまけに見た目も、顔と髪の毛が異常に狭い範囲に集まっており、お飾りも小さすぎる。 顔と髪の毛を切り離して、ソフトボールに貼りつければちょうど子ゆっくりが一匹出来上がる感じだ。 それもそのはず、この繁殖用ゆっくり達は、この店の商品の売れ残りから育てた『子ゆっくり』なのだ。 「やめちぇにぇ!れいみゅのあにゃるしゃんに、へんにゃのいれにゃいでにぇ!」 「力抜かないと裂けるぞ。」 「ゆぴぇぇぇええ!?」 一匹の子れいむのあにゃるに、空気入れのチューブを取り付けた風船がねじ込まれる。 ぐぬっ・・・・ぷしゅー。 「ゆきゅ・・・きゅ・・!?れいみゅ・・ぷきゅーしちゃく・・にゃ・・・!」 ・・・・・・待つ事5分。 「ゆぴぃ、ゆぴぅ・・・」 「十分伸びたか。『ぷしゅー』破れてないな。」 「ゆぁーん。れいみゅのぽんぽん、ゆっくちしちぇにゃいよー。」 「餡子が足りんから、だぶついてるだけだ。」 元々皮に弾力のあるゆっくりを、体内に風船を押し込んでサイズアップする。 後は餡子不足でだぶついた腹に、この子れいむ同様に売れ残った、子ゆっくり数匹から絞り出した餡子を注入し、 引き延ばされて弱くなった皮を小麦粉と水で補強して、即席繁殖用ゆっくりの完成となる。 「ゆぁーん。れいみゅのあんよしゃん、ゆっくちうごいちぇー。」 当然無茶な方法なので、副作用もあった。 サイズアップしているのは腹だけなので、顔も飾りもあんよもサイズ不足。 結果として歩くことも、自分でご飯を口に運ぶこともできなくなるのだ。 どうでもいいことだが。 ゆっくりがいくら繁殖させ易いとはいえ、繁殖用母体をまともに育てるにはそれなりの手間がかかる。 赤→子ゆっくりまでなら育てる期間は数週間程度ですむし、 そもそも商品棚に置けなくなった時点でこのサイズに成長している。 売れ残りの再利用としてはちょうどいいタイミングだ。 だが、繁殖可能な成体まで育てるとなると数ヶ月かかる上に、サイズもバスケットボール並みになってしまう。 しかも途中で死なれでもしたら、育てた分の時間と餌代が無駄になることになる。 ただでさえペットとしてはありえない低価格な商品なのに、そんな手間暇をかける余裕は無いのだ。 「ひどいことしないでにぇ。このはこしゃん、せみゃいよぉ。」 「せみゃいわ!このはこしゃん、とってもいなかものにぇ!」 店員は、そうして造られた繁殖用れいむと繁殖用ありすを、合板で組んだ木箱に突っ込み、 ガンッ!! 「「ゆぴぃぃぃいいい!!?やめちぇぇぇええ!?」」 その側面に一発軽く蹴りを入れた。 ぐらぐらぐらぐら・・・・ 揺れはなかなかおさまらない。 というのも、この木箱、床面との間にバネが仕込まれており、 蹴りを一回入れれば、30秒ほどは揺れ続けるよう造られている。 「ゆぴぅ、ゆひぃ・・・にゃんだかきもちよくなってきちゃよぉ。」 「みゅほぉ、みゅほぉぉ・・・」 子ゆっくりは揺れる箱の中で発情し、特に嫌がることもなく肌を擦り合わせる。 このあたりも、成体ゆっくりのような下らない貞操観念を持ち合わせていないだけやりやすい。 「ゆひゅぅ!ゆひゅぅぅうう!しゅっきりしちゃいよぉ!ありしゅぅぅぅうう!?」 「みゅほぉぉおお!!れいみゅのおはだ、とっちぇもときゃいはだわぁぁぁああ!!」 「「しゅっきりー!!」」 すっきりー後間もなく、れいむの頭上にはれいむ種とありす種の実ゆっくりが5匹づつ生えてくる。 「れいみゅとありしゅのおちびちゃん・・・」 「とっちぇもときゃいはだわぁ・・・」 などと、感動に浸っている暇など与えず、れいむを木箱から取り出すと次はありすにまりさをあてがう。 「ゆぁーん。まりしゃは、れいみゅとずっとゆっくちしゅるってやくそくしたのじぇぇぇええ!?」 ガンッ!ぐらぐらぐら・・・ 「「しゅっきりー!!」」 ・・・2分後、まりさの頭上にはありす種とまりさ種の実ゆっくりが5匹づつ生えていた。 「まりしゃ・・・れいみゅの・・・どうしちぇぇぇ・・・。」 その後もありすに休む暇は無い。 母体は次から次へと木箱に放り込まれ、ありすは自分のおちびちゃんの誕生に喜びながらも、 次第に精子餡の出し過ぎでへにゃへにゃに萎んできた。 「ありしゅ・・・もう、しゅっきりできにゃいわぁ・・・」 だが10数体の母体ににんっしんさせたとはいえ、その生産数はまだ本日のノルマの半分。 繁殖用ありすが萎んで痙攣をおこし始めたところで、中身の補給が行われる。 これまで母体となったゆっくりの頭には、商品数としては明らかに過剰な数の赤ありすが生えている。 商品としては基本4種が同数で充分なので、赤ありすの4分の3は必要無い。 そこで、店員は、 ぶちっ!ぶちっ!ぶちっ! 「ゆ・・・ゆぴぃぃいいい!?れいみゅとありしゅのあいのけっしょうがぁぁああ!?」 母体ゆっくり達の頭上から数匹の赤ありすを引きちぎり、 「ゆ・・・どうしちぇ、『ズボッ!』ゆぁぁあああ!?」 それを手に掴んだまま、繁殖用ありすの、子ゆっくりサイズの小さなあにゃるにねじ込み、 ぐしゅりっ・・・ 繁殖用ありすの体内で握りつぶし、一気に中身を流し込んだ。 「ゆびゃぁああ!?どうしちぇ!?どうしちぇぇえ!?こんなのとかいはじゃにゃいぃぃいいい!?」 「次。」 「わぎゃらなぁぁぁああ!!」 こうしてカスタードの量を回復させ、泣き叫び続ける繁殖用ありすに、店員は次の繁殖用ちぇんをあてがう。 ガンッ!ぐらぐらぐら・・・ 「「じゅっぎりぃ・・・」」 ・・・2分後、ちぇんの頭上にはありす種とちぇん種の実ゆっくりが5匹づつ生えていた。 ありすはこの後も定期的に、自分のおちびちゃんである赤ありす達からカスタードの補給を受け、 繁殖用ゆっくり全員とのすっきりーを終えたが、 「ゆっぎぴぅ・・・ぺぴぃ・・・・・・」 正気は完全に失っていたので、店員がミキサーにかけてペーストにされ、 母体となったことで栄養を必要とする、繁殖用ゆっくり達の餌になった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 繁殖用ゆっくり達の頭上に実った赤ゆっくり達はそれから丸1日、 売れ残りの赤ゆっくりのペーストを食べさせられ栄養をつけた母体から、 ゆっくりとした餡子を供給されてゆっくりと育ち続ける。 「ゆゆ~ん、おちびちゃん、ゆっくちしちぇにぇ~。」 だが、素直に生まれるまで待っていたら成長しすぎるし、時間がかかり過ぎる。 栄養状態さえ良ければ、にんっしんから丸1日で、母体から切り離しても死なない程度には育つので、 母体とはお別れしてもらうことになる。 ボキッ! 「・・・ゆ?ゆぁぁあああ!?くきさんおっちゃだみぇぇぇええ!?おぢびぢゃんが、ゆっぐぢでぎにゃいぃいい!!」 「ゆみゃぁぁああ!?わぎゃらな、わぎゃらにゃぁああああ!!」 「やめるのじぇぇええ!!おぢびぢゃん、もっぢょゆっぐぢさせりゅのじぇぇぇええ!?」 赤ゆっくりの実った茎は回収され、母体ゆっくり達は再びありすの箱に放り込まれてにんっしんさせられる。 結局この母体達はおちびちゃんの産声を聞くことすら無く、 にんっしん能力が衰えるまで何十回もにんっしんさせられるのだ。 そして、にんっしん能力が低下したらミキサーでペーストにされ、次世代の繁殖用ゆっくりの餌にされることになる。 一方茎にぶら下がったままの赤ゆっくり達は、 店員の手によって乱暴に茎から引きちぎられ、大型の、薄汚れた古い水槽の中に放り込まれる。 水槽は背の低いアクリルの壁で小さな部屋に区分けされており、 一つの部屋毎に5~6匹の赤ゆっくりが生活できるようになっていた。 とはいえ、一つの部屋毎に餌用の小皿と新聞を敷いたおトイレがあるだけ、 スペースも、とても跳ねまわることが出来るような広さではない。 ぶちっ・・・ぺちょっ! 「ゆ、ゆぅ・・ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!」 ムリヤリ産み落とされたせいでやや未熟とは言え、元気よくあいさつする赤ゆっくり達。 だが、赤ゆっくり達にあいさつを返してくれる両親はどこにもいなかった。 「ゆぅ?」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!おにぇーしゃん、ぴゃぴゃとみゃみゃは?」 「ゆぅ~。どこにもいにゃいんだよぉ。」 「ゆぁーん、ぴゃぴゃ~!みゃみゃ~!ゆっくちさせちぇ~!」 「しゅーりしゅーりしちゃいよ~!ぺーりょぺーりょしちぇ~!」 「黙れ。」 「ゆぴぃっ!」×200 「これを食え。」 店員がそう言って餌皿に流し込んだのは、 先ほどまで赤ゆっくり達がぶら下がっていた茎をすり鉢で潰したペーストだ。 茎を食べさせるのは、赤ゆっくりの味覚調整に加え、 産まれ落ちた段階では病気に無防備な赤ゆっくりに、免疫を与える効果もある。 この手順ばかりは野生のゆっくり、ペットショップの違いは無い。 「むーちゃむーちゃ!ちあわちぇー!」×200 そして、これがこのショップで赤ゆっくり達が味わう、最初で最後の『ゆっくり』だった。 「ちあわちぇー。」 「ぽんぽんいっぱいだにぇ!」 「・・・おにーしゃん!れいみゅのぴゃぴゃとみゃみゃ、どこにいったか、しらにゃい?」 「そんなものはいない。」 「ゆ、・・ゆぴぃぁああああ!!ゆっくちできにゃぃぃいいいい!!」×200 「黙れ。これからお前たちを調教する。」 「ゆぁーん!ゆっくちさせちぇー!」 成長する前に急いで商品として販売する必要があるため、産み落とされた赤ゆっくり達の調教は、 このようにして、産まれ落ちた直後から3日間の間にみっちりと行われるのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌日。今日も朝から調教が始まる。 「ゆぴー。ゆぴー。ゆっくちぃ・・・。」×200 赤ゆっくり達はまだ目を覚ましていないが、店員はそんなことにはお構いなく、 そのうち一匹のまりさをつまみあげると、プルプルと手を揺らして起こし、問いかけた。 「起きろ。答えろ。お前達は飼い主さんに飼われたら、最初にナニをするんだっけ?」 「ゆ、ゆゆ!?まりしゃは、ゆ、ゆっくちしましゅ!」 「ハズレだ。飼い主さんをゆっくり『させる』んだ。再教育だな。」 「きょういくしゃん!?ゆっくちやめちぇぇぇ!!」 赤まりさは、『教育』と言う単語に反応して、あんよをもにゅもにゅ動かして逃げようとするが、 あんよはむなしく宙を揉むだけで、体を店員の指先から逃がしてはくれなかった。 店員が手元に用意しているのは、耳かきをさらに小さくしたような金属製の匙。 それと、赤い色をした液体を入れた、小さなカップだ。 ちゃぷ・・・ 匙の先をカップに入れると、わずかな量の赤い液体が、その先端に掬われる。 店員はそれを構えると、赤まりさのおしりを自分の方に向け、あにゃるの場所を探る。 そして、あにゃるに匙の先端を、 ずぷ・・・ 一気にねじ込んだ。 「ゆ、ゆ、・・ゆぴぴぃぃいいいいい!!!!びゃぁぁああああ!!?」 ねじ込まれた瞬間、赤まりさは奇声を発して全身を波打たせ、白目を剥く。 しーしーが勢いよく吹き出し、涙と汗と良くわからない体液で全身がぐっしょりと濡れていく。 「びぇっ!?びぇぇっ!?・・・・・びぅ・・ぅ・・・」 そして数秒後、赤まりさは意識を失い、 口からは餡子混じりの泡を、あにゃるからはうんうんを力なく垂れ流しながら失神した。 赤まりさのあにゃるにねじ込まれた液体、あれの成分は店員も知らないが、 人体に無害で、味は辛く、水道水より安いという事だけ聞いていた。 一応調味料の一種という話も聞くが、要はゆっくりにとって苦痛を与えるモノであればいいので、 店員もまったく気にしていない。 「ゆぴゃぁぁあああ!!いもうちょがぁぁああ!?」 「なんでしょんなことしゅるのぉぉぉぉおお!?」 赤まりさの悲鳴によって、この頃には200匹の赤ゆっくり達全員が目を覚ましている。 その中で、先ほどの赤まりさと同じ部屋の5匹、赤まりさ姉妹に向かって、店員が声をかける。 「こいつが答えを間違った。連帯責任だ。」 べちょっ! 茫然とする5匹の赤まりさの真ん中に、先ほど『教育』を受けた赤まりさが放り込まれた。 「ゆぁ・・・ゆぴゃぁぁああ!!れんたいせきにんしゃん!?ゆっくちできにゃいぃぃいいい!!」 「どうしちぇ、どうしちぇまちがえりゅのぉぉおおお!?」 『連帯責任』という単語に反応し、先ほどまで気遣っていた妹まりさを責める赤まりさ姉妹。 赤まりさ姉妹は泣いて許しを請い、あるいは小部屋の中を必死で逃げようとするが、 所詮赤ゆっくり5~6匹で一杯になる小部屋だ。 結局全員店員に捕まり、一匹づつ先ほどの妹まりさ同様、あにゃるに赤い液体をねじ込まれた。 「やめちぇにぇ!やめ『ぐぬっ!』ゆびゃびゃびゃびゃ、びぇぇえええ!?」 「まりしゃ、なんにもしちぇにゃ『ずぷっ!』ぴゅぅぅうう!!ぴぅ!ぴ!」 ・・・・・・。 赤まりさ姉妹の教育が終わった。 つづいて店員は、まりさ姉妹の隣の部屋で震えている、赤れいむをつまみあげる。 「答えろ。お前達は飼い主さんに飼われたら、最初にナニをするんだっけ?」 「ゆひぃ、ゆぅ、か、かいぬししゃんを、ゆ、ゆっくちさせましゅ!」 「・・・違う。ゆっくり『していただく』んだ。再教育だな。」 「ゆぴぃぃぃいいい!?どうしちぇぇぇぇえ!!」 どうしてもクソもない。 そもそも、赤ゆっくり達の答えなど、店員にとってはどうでもいいことなのである。 実のところ、ココで生産される赤ゆっくり達は、過酷な環境で選別される外界のゆっくり達とは悪い意味で出来が違う。 おまけに何十世代もの間ペットショップの外を体験していないので、先祖から受け継がれてきた知識なども無い。 優秀な胴付きゆっくりの知能を上の上、森の野生ゆっくりの知能を中とするならば、 このショップで生産される赤ゆっくりの知能は下の中を超えることは無い。 だから、このショップ生まれの赤ゆっくり達がこの3日間で憶えられることなど、 野良や野生で生き延びる標準的な赤ゆっくり達なら、口頭で30分も教えれば憶える程度の内容にすぎない。 必死でモノを教えるだけ無駄なのである。 だから、この体罰の本当の目的は、知識を与えることなどではない。 ただ一つのことを、心身にしっかりと刻み込むためのものだ。 そう、人間に逆らったりしないように、『力の差』を痛みの記憶として刻み込むための・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こうして生後3日間で、赤ゆっくり達は2つの事だけを餡子の隅々にまで憶えさせられた。 2つの事とは、 1.人間に逆らったり、迷惑をかけたりすれば、痛い思いをする 2.しあわせーになるには、『飼い主さん』に飼ってもらうしかない ということである。 こうして赤ゆっくり達は、これから先商品として必要な事の全てを身に付けた後、 3日間で体液とうんうんにまみれた体を洗浄され、病気などが無いか検査され、 全てのチェックを終えてから店頭の透明ケースに陳列されるのであった。 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!れいみゅはとっちぇもゆっくちだよ!」 「のーびのーびしゅるよ!まりしゃをかっちぇにぇ!」 「わきゃるよー!ちぇんがいちばんげんきだよー!」 「みゅほぉ!みゅほぉぉ!!」 そして、冒頭へと場面は戻る。 赤ゆっくり達は、生まれてから一度も両親にゆっくりさせてもらえず、 ゆっくりしたご飯も、ゆっくりした寝床も与えられず、ひたすら『ゆっくり』を求め続けた。 そして、その最後の希望を『飼い主さん』に求め、必死で自分を売り込むのだ。 「おねーしゃん!れーみゅをかっちぇにぇ!ゆっくちできりゅよ!」 「うーん・・・200円。高いわね。」 「ゆがーん!」 ・・・だが、購入されることは稀である。 こうして、飼い用ゆっくりとして陳列されて3日。 売れないまま一番可愛い時期を終えてしまった大半の赤ゆっくり達は、これまでより一回り小さい、 狭苦しい透明ケースの中へと移されることになる。 よく売られているゆっくり飼い方本でも、『赤ゆっくりは生まれて1週間以内の教育が非常に重要!』 などと書かれているように、飼い用赤ゆっくり達の旬は短い。 この時点で売れ残った赤ゆっくり達には、高い値段がつくことはもはやないのだ。 その代わり、こうして値段が下がる事によって、別口で買い手がつくことになる。 「すいません。ここの赤れいむ15個。」 「はい、かしこまりました。」 「ゆわーい!ゆっくちよろしくにぇ!」 「ゆっくちさせちぇにぇ!」 「しゅーりしゅーり、ちあわちぇー!」 ・・・ちなみに、ケースに貼られた札には、こんな言葉が書かれている。 『捕食種向け餌用ゆっくり:赤れいむ5匹100円』 だが、捕食種や希少種は高級ペットであり、飼っている人間は元々多くない。 そんなわけで、これからさらに3日経過しても、なお売れ残る赤ゆっくりは多い。 ここまでくると、赤ゆっくり達のサイズや味が、 贅沢に慣れたペット捕食種達の口に合わなくなってくるので、 餌用ゆっくりとしての商品価値も低下してくる。 そんなわけで、生後10日を経過した赤ゆっくり達は、透明ケースから出され、 その手前に置かれた処分品用ワゴンに乗せられる。 購入の際は、ワゴン脇に置かれた卵パックに詰めてもらうセルフサービス方式だ。 「ゆっくちかっちぇにぇ!!」 「ゆっくちさせちぇにぇ!」 髪の毛はボサボサ、胸に名前刺繍入りの古いジャージを着た、近所の貧乏学生がワゴンの前にやってくる。 学生は、品定めなど特にせず、トングで掴んで片っ端から赤ゆっくりを卵パックに詰め込んでいく。 「コレください。」 「はい、かしこまりました。8パックで割引つき、300円になります。」 「ゆわーい!これでれいみゅたちもかいゆっくりだにぇ!」 ゆっくりの餌などに、人体に無害な物質しか使わない理由はここにもある。 処分品の赤ゆっくり達は、近所の貧乏学生にとって、貴重な酒のツマミなのだ。 甘いものだけでは飽きてくると言うときは、頭部を切り開いて塩や醤油を注いでみたり、 ホットプレートで焼いてからソースとマヨネーズで味付けしたり、色々な食べ方が模索されているらしい。 このようにして、このペットショップで生まれた赤ゆっくりの約半数は、 何らかの形で買われていき、長くもないゆん生をしあわせーに(かどうかは知らないが)生きていくことになる。 そして、これでも購入されなかった約半数については、ペットショップで相応の未来が待つことになる。 比較的活きのいい数匹は前述の通り、繁殖用ゆっくりとして改造され、 多くのおちびちゃんに恵まれるという、しあわせーな未来を歩んでいくのだ。 また、それ以外の大半は、これも前述した通り、ミキサーにかけられて繁殖用ゆっくりの餌になる。 自分達を食べてもらうことで、繁殖用ゆっくりに栄養を与え、ひいては彼女達のおちびちゃんを育むという、 売れ残りになった駄ゆっくりとしては望外のしあわせーが待っているのだ。 ペットショップ生まれの赤ゆっくりで、無駄に潰されたり、処分される悲しい命は存在しない。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 売れ残りゆっくりの中で、特に傷が少なく、性格も活きもいい数匹については、 繁殖用でもなく、ミキサーにかけられるでもない、第3の明るい未来が門を開く事もある。 それは、このショップの売れ筋商品でもある、 ゆっくりコーナーの一番奥に並ぶ『セット販売』コーナーの、『ゆっくり家族セット』だ。 そのコーナーに並ぶゆっくり達は、どの家族も幸せに満ちた、ゆっくりした表情を見せている。 「おちびちゃんたち、おかーさんとおうたのれんしゅうだよ!ゆ~ゆゆ~!ゆっくり~!」 「ゆーゆゆー!ゆっくちー!ゆわーい!おうたしゃんは、とっちぇもゆっくちできるにぇ!」 「ゆふふ。それはね、おちびちゃんたちが、とってもゆっくりしてるからだよ。」 「ゆっくちー!おきゃーしゃん、しゅーりしゅーり!」 「うふふ。すーりすーり!しあわせー!ゆっ?おちびちゃん。おかおがよごれてるよ。ぺーろぺーろ。」 「しゅっきりー!おきゃーしゃん、ありがちょー!」 「(ゆふふ。れいむのおちびちゃんたち、とってもゆっくりしてるよぉ。)」 母れいむとおうたの練習をする6匹の赤れいむ。 にんっしん中でゆったりとベッドに横になる成体ぱちゅりー。 水入れの上で水上移動の練習をしている赤まりさを暖かく見守る母まりさ。 色つきチラシやおはじきでとかいはコーディネートをする母ありすと子ありす姉妹。 ケース内を所狭しと跳ねたり、かけっこしたりしている10匹の子ちぇん姉妹。 赤ゆっくり用ケースの中で、可愛さと元気さで隠しながらも、 瞳を見れば全くゆっくり出来ていない赤ゆっくりに対して、 こちらのセットゆっくり達は、みんなとてもゆっくりしている。 それもそうだろう。 このセットゆっくり達は、数多のハードルを乗り越えてきた、幸運のゆっくり達なのだ。 ショップで生まれてすぐに、他の多くの赤ゆっくり達同様、過酷で理不尽な調教を受けたものの、 結局2週間以上購入されること無く赤ゆっくりの段階を終えた。 大抵はここでミキサーにかけられ繁殖用ゆっくりの餌になるが、 幸運にも比較的肌やお飾りがきれいだったことで、粉砕を免れる。 それだけではない。 その後、セットゆっくり達の待遇は明らかに好転していったのだ。 食事は味も香りも無いゼリー状の何かから、多少野菜の香りもするゲル状の何かにかわり、 量も満腹になるまで食べさせてもらえるようになった。 専用のおうち(透明ケース)と、飼いゆっくりらしいおトイレ、ベッド(ダンボールの切れ端)まで与えられた。 そして、成体まで育った頃、待望の『おちびちゃん』まで手に入った。 家族セットとして種類を揃えるため、相手は選ばせてもらえず、同種同士でつがいを作らされた事、 全員にんっしんさせるために、雌雄の役割分けをさせてもらえず、例の繁殖用木箱によってお互いにすっきりーをさせられた事、 等々不満は残ったが、それでもこの母ゆっくり達はとてもゆっくりしていた。 『おちびちゃん』とは、貧弱で多産以外に種を残す方法の無いゆっくりにとって、 本能的に何よりも手に入れたい、ゆん生において最もゆっくりできる存在なのだから。 ゆっくりコーナーに、また一人客がやってくる。 その客を見たとたん、セットゆっくり達のスペースがにわかに騒がしくなった。 「あのおにーさんだよ。」 「わきゃるよー!きょうはちぇんたちをかってもらうよー!」 やってきたのは、記憶力の絶望的なセットゆっくり達でも顔を覚えるほどの常連お兄さん。 お兄さんとはいっても実際は50代には達しているであろう。 頭髪がすっかりはげ上がり、無精ひげがうっすらと伸びる顔には深いしわが刻まれている。 着ているスーツはすっかりくたびれて、猫背気味の姿勢と合わせて疲れ果てた印象を受ける。 「まりしゃ、おみじゅにうけるようになったんだよ!ゆっくちかっていっちぇにぇ!」 「ありしゅたちは、とっちぇもときゃいはよ!おはじきしゃんで、こーでぃねーとができりゅわ!」 「れいむたちのおうたをきいてね!ゆ~ゆゆ~!ゆっくり~!」 セットゆっくり達が、一斉にお兄さんにアピールを始める。 みんな、自分達もあのお兄さんに買われたいと思っているからだ。 なぜなら、このお兄さんはとてもゆっくり出来るお兄さんだと信じているから。 一番古株のありす一家などは、数こそ数えられないがこのお兄さんが、 これまでの数週間で10家族以上を買っていっているのを見ていた。 こんなに『たくさん』のゆっくりを飼ってくれるなんて、きっととってもゆっくりのことが好きなんだ。 そう、セットゆっくり達は思っている。 一方店員も、このお得意様の事はよく知っていた。 このお得意様が、これまでに確実に3桁の大台に乗る数の『特売品・ゆっくり家族セット』を購入していることを。 そして、このお得意様が、これまでゆっくり関連グッズやゆっくりフードを購入したことが無いことを。 「ゆわーい!おにーさん、れいむたちとゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇいっちぇにぇ!」×6 この日お兄さんは、おうたの得意なれいむ一家を買っていった。 そしてこの4日後、れいむ一家のおうたを聞くことは、誰にも、永久にできなくなった・・・。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ここはゆっくりに優しくも無ければ、関心が高いわけでもない、普通の町。 この町のペットショップでは、今日も大量のゆっくりが生産され、販売され、消費されていく。 販売されるゆっくり達は、過酷なショップでの生活の中で、 飼いゆっくりとなり、優しい飼い主さんとゆっくりとした生活を送ることを夢見続ける。 だが、そんなゆっくりした飼い主となるような人間であれば、 しっかりと動物の育て方を勉強してからショップに来る。 そして、しっかり勉強しているならなおのこと、このショップのゆっくりの質が悪く、 ペットに向いていないことなどわかってしまうのだ。 結局、このショップでゆっくりが、まともな飼い主に購入されることなど100.0%無い。 過酷な調教による幼少期のゆっくり失調によって、上手く育てても一年も生きられないという、 明らかな不良品にも関わらず、このショップには苦情が一軒も来た事が無い。 その事自体が何よりも、購入されて以降のゆっくり達の未来を示す、証明なのだ。 ※おまけ おうたの好きなれいむ一家は、ダンボール箱に詰められてペットショップから運び出された後、 ずっと上機嫌であった。 「おちびちゃん!れいむたち、とってもゆっくりしたおにいさんにかってもらえたよ!」 「ゆわーい!れいみゅ、あみゃあみゃしゃんたべれりゅかなぁ?」 「そうだね。おにーさんにゆっくりしてもらえたら、きっとあまあまももらえるよ!」 「ゆっくちー!」 やがて、車のエンジン音が止まり、ダンボール箱がお兄さんの家に運ばれていることに、 れいむ一家も気付いた。 「おきゃーしゃん!」 「なぁに?おちびちゃん。」 「このはこしゃんを、おにーしゃんがあけたら、みんなでおうたをうたわにゃい?」 「ゆぅー!とってもゆっくりしてるね!」 「しょーだにぇ!れいみゅたちのおうたで、おにーしゃんにゆっくちしてもらおうにぇ!」 「ゆっくち!ゆっくち!」 そして、箱が開けられた。 「おにーさん!ゆっく『ぽいっ!』ゆぐっ!『ごくん』・・・ゆぅ?」 母れいむがお兄さんに話しかけようとした瞬間。 お兄さんの手から、小さな筒状のモノが束ねられた、『何か』が投げられた。 母れいむの口の中に・・・ 「お、おにーさん?さっき『ぼちゅんっ!!』びぇぅっ・・・・・・」 母れいむが『何か』を飲み込んで数秒後、その『何か』は母れいむの中で破裂し、 母れいむの喉、目、あにゃる、まむまむは、その内圧に耐えられず、同時にはじけ飛んだ。 ・・・それは、爆竹だった。 「おきゃーしゃん!ゆっくちしちぇー!」 「ぺーりょぺーりょ!ゆっくちしちぇにぇ!」 「おにーしゃぁあん!!おきゃーしゃんをたすけてあげちぇにぇ!」 赤れいむ達は、何が起きたのかわからなかった。 『飼い主さん』に飼われたらゆっくりできる、それがこの一家の常識なのだから。 だが、そんなことは、お兄さんにとってはどうでもいい事、 いや、むしろそうだからこそ、お兄さんにとっては好都合であったのだ。 母れいむは、家族の中では一番幸福だったであろう。 この後、自分が産み、愛情を注ぎ、お歌を教えたおちびちゃん達が、 一匹づつ可愛らしい姿と、歌声と、命を失っていく姿を見ることなく生涯を終えることが出来たのだから。 少なくとも、絶望の中で3日後の夜に発狂して、自らの腹を食い破り永遠にゆっくりした、長女れいむよりは・・・ 餡小話掲載作品(餡子ンペの投票期間が終わったので整理。またちゃんと整理します。) 『町れいむ一家の四季』シリーズ 裏話・設定編(時代問わず) ふたば系ゆっくりいじめ 157 ぱちゅりおばさんの事件簿 ふたば系ゆっくりいじめ 305 ゆっくりちるのの生態 本作品 『町れいむ一家の四季』シリーズ 前日談 ふたば系ゆっくりいじめ 522 とてもゆっくりしたおうち ふたば系ゆっくりいじめ 628 ゆきのなか ふたば系ゆっくりいじめ 753 原点に戻ってみる ふたば系ゆっくりいじめ 762 秋の実り 『町れいむ一家の四季』シリーズ(ストーリー展開順・おまけはそうでもない) 春-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 161 春の恵みさんでゆっくりするよ 春-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 154 竜巻さんでゆっくりしようね 春-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 165 お姉さんのまりさ飼育日記(おまけ) 春-2-3. ふたば系ゆっくりいじめ 178 お姉さんとまりさのはじめてのおつかい(おまけ) 春-2-4. ふたば系ゆっくりいじめ 167 ちぇんの素晴らしきゆん生(おまけ) 春-2-5. ふたば系ゆっくりいじめ 206 町の赤ゆの生きる道(おまけ) 夏-1-1. ふたば系ゆっくりいじめ 137 真夏はゆっくりできるね 夏-1-2. ふたば系ゆっくりいじめ 139 ゆっくりのみるゆめ(おまけ) 夏-1-3. ふたば系ゆっくりいじめ 734 未成ゆん(おまけ) 夏-1-4. ふたば系ゆっくりいじめ 678 飼われいむはおちびちゃんが欲しい(おまけ) 夏-1-5. ふたば系ゆっくりいじめ 174 ぱちぇと学ぼう!ゆっくりライフ(おまけ) 夏-1-6. ふたば系ゆっくりいじめ 235 てんこのインモラルスタディ(おまけ) 夏-1-7. ふたば系ゆっくりいじめ 142 ゆうかりんのご奉仕授業(おまけ) 夏-2-1. ふたば系ゆっくりいじめ 146 雨さんはゆっくりしてるね 夏-2-2. ふたば系ゆっくりいじめ 205 末っ子れいむの帰還 秋-1. ふたば系ゆっくりいじめ 186 台風さんでゆっくりしたいよ 秋-2. ふたば系ゆっくりいじめ 271 都会の雨さんもゆっくりしてるね 冬-1. ふたば系ゆっくりいじめ 490 ゆっくりしたハロウィンさん 『町れいむ一家の四季』シリーズ 後日談 ふたば系ゆっくりいじめ 132 俺の嫁ゆっくり ふたば系ゆっくりいじめ 148 ここはみんなのおうち宣言 ふたば系ゆっくりいじめ 224 レイパーズブレイド前篇(仮) ふたば系ゆっくりいじめ 249 Yの閃光 ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭 ふたば系ゆっくりいじめ 376 飼いゆっくりれいむ ふたば系ゆっくりいじめ 409 町ゆっくりの食料事情 ふたば系ゆっくりいじめ 436 苦悩に満ちたゆん生 ふたば系ゆっくりいじめ 662 野良ゆっくりがやってきた ふたば系ゆっくりいじめ 807 家出まりさの反省 D.Oの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 生まれるゆっくりの大半が足りないゆになると思うんだが ギリギリの調整してるんだろう多分 -- 2019-05-03 02 12 53 おまけが本編 -- 2014-11-06 21 59 39 虐待はなかったけどゆっくりのペットショップ残酷物語はとてもゆっくりできるね! こういうペットショップものをみる度に実際に赤ゆが買えてハンダゴテでぷ~すぷ~す出来たら どんなにしあわせだろうとか思っちゃうんだよね -- 2011-10-28 01 29 14 これがゆっくりショップか…すげぇな -- 2010-11-14 19 35 02 かわいそうなおちびちゃん… -- 2010-07-16 23 21 58 ゆっくりできたよ -- 2010-06-14 01 45 02
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お呼び出し 19KB 虐待-普通 制裁 自業自得 飼いゆ 現代 独自設定 うんしー テンプレです 午前三時。 寝ている俺を邪魔する声がする。 「ゆ~ん。ゆ~ん! ゆゆーんっ!!」 隣の部屋から聞こえてた眠りを妨げる不快な声。 俺は頭を乱暴に掻き毟りながら、体温で暖かくなった布団を足で跳ね上げて隣の部屋へと向かう。 「…どうした?」 「ゆーん!? おにいさんっ! おちびちゃんがたいへんなんだよっ!!」 「しっかりしてねっ!? きずはあさいよっ!!」 「いちゃいよーっ!? れぃえみゅちんじゃうーっ!! ゆわぁあああああんっ!!」 真夜中に騒ぐゆっくりの家族達。 音が静まり返った世界には、こいつらの金切り声は何時もより大きく響く気がした。 朦朧とした頭の中で嫌な反響音が伴う。 飼いゆ達を良く見てみると、赤れいむの肌色あんよから黒い餡子が漏れている。 餡子の流出は極微量で死ぬ事はないだろう。 「ゆわあぁああぁあああんっ゛! ゆわぁああぁあぁぁぁぁああんっ゛!!」 「おにいさん! ゆっくりちりょうしてあげてねっ!!」 「なにをぐずぐずしているのっ!? まりさおこるよっ!!」 大声で泣き始めた赤れいむに頬を寄せながら親達は怒り出す。 俺は、この程度の治療目的で起こされたのだ。 「……はあーっ。明日も早いのに…」 部屋に置いてあったゆっくり治療キットを手に取る。 小麦粉と栄養剤が含まれた水を混ぜ合わせながら、ブツブツと文句を呟く。 明日は、どうしても出なければならない大事な会議があるのだ。 寝坊する訳にはいかない。 「ゆーん! あんよしゃんが、いちゃくなくにゃってきちゃよっ!?」 「おちびちゃんよかったねっ!」 「おにいさんありがとう!」 ぺーろぺーろすーりすーり。 笑顔になった赤れいむに安心した親達は、愛情を込めて肌を擦り合わせた。 赤れいむが怪我した原因は、 お気に入りの宝物を片付けずに、ベットに持ち込んで一緒に寝てしまった為だった。 それが、親の寝返りで押されたおもちゃの小さなバリが赤れいむの足を擦って負傷。 痛みに泣き出した赤れいむに気が動転した親れいむは、隣の部屋で寝ているお兄さんに助けを求めた。 「今度からはおもちゃを持ち込んで寝るのは禁止だ。わかったな?」 「ゆっくりりかいしたよっ!」 俺は家族に躾をして部屋へと戻る。 寝つきの良いゆっくり達は安心して直ぐに眠りにつく。 しかし、お兄さんは中々眠りにつけずにベットの中でイライラと転がる。 次の日の会議は遅刻スレスレで出社してしまい厳重注意を受けてしまった。 「ただいま」 「ゆっくりおかえりなさいっ!」 「おにいさんっ! おかえりなさいっ!!」 疲れた顔をしたお兄さんを出迎えるゆっくり家族。 家に帰ると笑顔で挨拶してくれる存在があるだけで、胸に溜まった陰鬱な気分が楽になる。 このゆっくり達は、お兄さんの大切な家族だった。 「ゆっくりごはんをちょうだいねっ!」 「まりさ、おなかすいたよっ!」 気分が晴れやかになっていたお兄さんは、家族の要望に答えてカリカリを与える。 今、与えているカリカリは上位ランクに名を連ねる高級な食べ物。 出費はとても痛いが、お兄さんはこの餌を毎回購入している。 主食を変えた発端は、元々一体だけ飼っていたれいむが言った要求が始まり。 『かわいいあかちゃんがほしいよっ!』 当時、れいむにベタ惚れだった親馬鹿お兄さんは、ゆっくりまりさをペットショップから購入する。 可愛い赤ちゃんは一人だけの教えを守り、れいむとまりさは動物型妊娠で赤子を成した。 その際に育児本を読んだお兄さんが、豊富な栄養を与えろといった記事を鵜呑みにし、 数段ランクを上げたカリカリを与えてしまったのが大きな失敗。 出産が終わったあと元の餌に戻そうとしたが、れいむ達は全く受け付けなくなってしまっていた。 雑誌の端に載った注意書きを見たお兄さんは嘆いたが、何もかもが遅すぎた。 赤れいむも完全に舌が肥え、美食三昧を過ごしている。 「むーしゃむーしゃ! しあわせーっ!!」 「おいしいねっ!」 「ゆ~ん! ちょっちぇもゆっくちできりゅよーっ!!」 大声をあげながら食事を始めるゆっくり達。 これもお兄さんが適切な躾を行わなかった事が大きな原因。 皿の周囲は食いカスだらけだ。 「れいむはでざーとがほしいよっ!」 「まりさはりんごさんがいいなっ!」 「れぇいみゅは、じゅーちゅしゃんとちょこりぇーとしゃんがちゃべちゃい!」 口の周りに食べかすを付けながらデザートを要求するれいむ達。 お兄さんはカップラーメンを食べている途中だった。 後にしてくれと言うお兄さんの足元で家族は騒ぎ出す。 根負けしたお兄さんは冷蔵庫に向かい、赤くて甘そうなリンゴを切り分けた、 「れぇいみゅは、ちょこりぇーとしゃんがちゃべちゃいにゅにぃいいいぃいいいいっ! りんぎょしゃんは、ちゃべちゃくにゃいっ゛! ゆっくちりきゃいちてねっ!?」 赤れいむはリンゴを見てから騒ぎ出す。 希望したジュースとチョコレートが貰えなかった事から駄々を捏ね始めた。 「おちびゃん! おいしそうなりんごさんをたべようねっ!?」 「とってもあまくておいしいよっ!」 「やじゃやじゃっ!? りぇいむはじゅーちゅしゃんがにょみちゃいのっ!! あみゃきゅて、しあわせぇににゃれる、ちょこりぇーとしゃんがちゃべちゃいにょっ!! ゆわぁあああああんっ゛! ゆわあぁあぁあああぁああああああんっ゛!!」 赤れいむは転がりながら泣き叫ぶ。 親まりさは赤ゆを少々気にしながらも、リンゴを口元に運んで食べ続ける。 「おにいさん! かわいいおちびちゃんをゆっくりさせてあげてねっ!?」 親れいむは涙ながらに訴える。 それを見たお兄さんは深い溜息を吐く。 戸棚からチョコレートチップが交ざったクッキーを取り出す。 冷蔵庫からはオレンジジュースが入ったビンを摘んで内容物を深皿へと移した。 「れぇいむゅは、いちゃちょこしゃんがちゃべちゃいにょっ! くっきーしゃんじゃ、ゆっくちじぇきにゃいっ!!」 「わがままいっちゃだめだよっ! おにいさんには、これがせいいっぱいなんだよっ!!」 板チョコが食べたかった赤れいむは騒ぎ出す。 散々泣き喚いた後、親の説得を渋々と受け入れた。 そして、クッキーを小さなお口に含み、美味しく無さそうに租借する。 「むーちゃむーちゃ。…ちょれにゃり~っ」 「こんどはちょこれーとさんがたべられるよっ! ねっ!? おにいさん!!」 「ゆぴゅーっ! まりさはだいまんぞくだよっ!!」 それまで無口だったまりさが声をあげる。 親れいむがチラリと視線を向けると、大きなお腹になったまりさが床に転がっていた。 前に置かれた三つのお皿は全て空っぽ。 まりさは、赤ゆとれいむのリンゴを食べてしまった。 「れ…れ。れいむの、ゆっくりとしたりんごさんがあああぁあぁあぁぁあっ゛!?」 赤ゆの我侭がやっと収まったと思いきや、今度は親が煩く騒ぎ出す。 涙を流しながら主犯のまりさとお兄さんの間を往復する親れいむ。 冷蔵庫から新しいリンゴをれいむに与えた事でその場は何とか収まった。 一仕事終えたお兄さんは、残っていたカップラーメンの続きを啜る。 ゆっくり達に時間を割いた為に、熱いスープは冷め切って温くなってしまった。 麺は水分を含み過ぎ伸びきっていて、とても幸せな気分など味わえない。 お兄さんは、全ての鬱憤を晴らすかのように、ボソボソになった麺を噛み砕いた。 「…ゆ~ん。ゆ~ん! ゆゆーんっ!!」 深夜にゆっくりの声が響いてくる。 お兄さんはカップラーメンを平らげた後、ゆっくり達を濡れタオルで拭いた。 奇麗になったれいむ達は感謝の言葉をお兄さん伝え、自分達に与えられた個室へと向かっていった。 その後は知らない。れいむ達が何をしているのかも全く解らない。 お兄さんは風呂に入り、好きなテレビを見ながら就寝した。 「…何なんだよ」 「ゆ~ん! ゆ~ん!! ゆゆーんっ!!」 たまらずお兄さんは毛布を被るが、ゆっくり達の声は大きくなるばかり。 その発する鳴き声は、静寂に包まれた夜の世界に反響するように、お兄さんの耳奥へと響いてくる。 昨晩と同じくベットから抜け出したお兄さんはゆっくり達の部屋へと足を運ぶ。 「…今度はどうした?」 「ゆっ! おにいさんっ! ゆっくりしすぎだよっ!!」 「まりさ、まちくたびれちゃったよっ!」 口を窄めて唸っていたれいむ達が、お兄さんの姿を確認した後に煩く騒ぎ出す。 声に気づいてもらう為に、部屋壁に身体を密着させながら呼び出しをしていたれいむ達。 壁際に固まっていたれいむ達が、やっとお家に訪れたお兄さんの足元へと群がっていく。 「おといれさんが、くさいくさいなんだよ! ゆっくりおそうじしてねっ!?」 「これじゃあ、ゆっくりおねんねできないよっ!」 トイレを掃除しろと騒ぐれいむ達。 お兄さんは少し視線を横に移動してトイレ状況を確認する。 シートに乗った排泄物がこんもりと山を作っていた。 大量に食べて下から還元するゆっくり達。 お兄さんはこれらの排泄物を再利用しようと餌に混ぜて与えた時期もあった。 だが、古くなったうんうんは高級品の味を著しく損なわさせた。 舌の肥えたれいむ達は、直ぐに餌皿をひっくり返して抗議活動を行う。 この時点でリサイクル作戦は実行不可能となった。 「…はいはい。解ったよ」 「ゆ~ん! おといれさんがぴかぴかになったよっ!!」 「ゆっくりできるねっ!」 奇麗になったトイレに喜ぶれいむ達。 身体をぶるりと振動させた赤れいむは、片付けて清潔になったトイレに足を踏み入れる。 「ちーちーでりゅよっ! ちゅっきり~っ!」 寒い室内が尿意を与えたのだろう。 その後、親たちも自分は可愛いと主張しながら、しーしーとうんうんを捻り出す。 憂鬱な気分をしながら、再度トイレを片付けるお兄さん。 それに感謝する事無く自分達専用のベットに潜り込み、すやすやと眠りに付くゆっくり家族。 お兄さんが全てを終えて部屋に戻った時には、 ベットの人肌で暖めた温もりが無くなり、一から体温で暖め直す苦行が待っていた。 「……これがゆっくり?」 「そうだ。可愛いだろ?」 暖かいコーヒーを口に含んだおにいさんが驚きの声をあげる。 昨晩もれいむ達に起こされて寝不足気味だったお兄さんは、 心配した友人の自宅に誘われて、美味しいコーヒーをご馳走になる。 その際に挨拶された友人のゆっくりは、とても奇麗で礼儀正しかった。 お兄さんは驚いた。 自分が飼っているゆっくりなど足元に及ばない教養の高さに。 友人に詳しく話を聞くと、手間も掛からず飼い主の嫌がることは一切行わないらしい。 「今度、飼っているゆっくりを紹介してくれよ?」 「……ああ、…その内な」 お兄さんはそう呟くことしか出来なかった。 友人の言葉に曖昧に答えた後、お兄さんは自宅へと向かう。 そんなお兄さんの姿を見た友人は心配そうな顔を浮かべていた。 「おにいさんっおかえりなさいっ!」 「おかえりなさいっ!」 玄関を開けるとゆっくり達の声が響く。 その後は、ご飯の要求。 今日は帰宅が遅くなった為なのか、何時も以上に愚痴を零すゆっくり達。 その姿を見ていたお兄さんの表情が歪む。 だが、気持ちを抑える。 飼いゆっくり達には愛着があった。 このような性格になってしまった原因の一端は自分にもある。 そう思いながら唇を無意識にかみ締める。 普段通りに世話をして、眠りに付くお兄さんとゆっくり家族。 いつも道理の平坦な日々。 「……ゆ~ん。ゆ~ん! ゆゆーんっ!!」 「……またかよ…勘弁してくれ」 そして、お兄さんに向けられた深夜の呼び出し。 この夜鳴きからゆっくり達の平和で我侭な日常は崩れる。 「おにいさん! ゆっくりしすぎだよっ!」 「まりさ、まちくたびれちゃったよ!」 部屋に入るなり怒られるお兄さん。 今夜も臭いからと言う事でトイレ掃除をさせられた。 毎日、好き放題に飽食をするので排泄物の量も凄い。 寝る前に交換しても起こされてしまうのだ。 「きれいになったよ!」 「ゆっくりできるよ!」 喜びながらベットに潜り込むゆっくり達。 お兄さんは溜息を付きながら部屋へと戻る。 やっと眠れると呟きながら冷たいベットに身体を無理矢理押し込んだ。 しかし、この日は違っていた。 まどろんでいたお兄さんの元に聞きなれた声が届く。 「……ゆ~ん。ゆ~ん! ゆゆーんっ!!」 「……!」 ゆっくりと身体を起こしたお兄さんはれいむ達の元へと足を運ぶ。 今度は、ベットに敷かれた毛布が少量の涎が冷たくて眠れないとの事。 怒りを堪えながら取り替えるお兄さん。 「「 ゆっくりできるね!」」 ふかふかになった毛布にれいむ達は声を揃えて喜びを表現する。 お兄さんは部屋に戻った後、乱暴に毛布を頭から被った。 「ゆ~ん! ゆ~ん!! ゆゆーんっ!! ゆゆゆーんっ!!」 また、気持ちの良いまどろみに水を差す絶妙なタイミングで聞こえてきた、 ゆっくり達の深夜に響く耳障りな呼び声。 お兄さんは足音を大きく鳴らしながら飼いゆの元へと向かう。 「ゆっ!? おにいさん! ゆっくりしすぎだよっ!? かわいいおちびちゃんをたすけてあげてねっ!」 「ゆっくりしてねっおちびちゃんっ! きずはあさいよっ!?」 「いちゃいよーっ!? れぃえみゅにょ、ちゅちぇきなあんよしゃんがあああっ゛!! いじゃあああぁああぁいっ゛! ゆわぁあああああんっ!?」 お兄さんの怒りで沸騰していた頭の中が、一瞬、氷点下に冷やされた。 目の前の光景は、デジャブを思い起こさせる。 それが気のせいでない事も理解していた。 赤れいむも足に極小のかすり傷。 ベットの側に転がる一つのオモチャ。 舐める事もせずに、ただただ寄り添うだけの親の姿。 「なにを、ぼけっとつったっているの!? おちびちゃんがたいへんなんだよっ!」 「いじゃあいよおおおおおっ゛! びゅわぁあああああんっ!?」 大きな口を開けながらお兄さんを急がせる親れいむ。 たいした事もない切り傷で泣き叫ぶ赤れいむ。 まりさは困った顔をしながらオロオロしているだけだ。 「…おもちゃと寝るのは、禁止だって言っただろうが!?」 お兄さんは、不満を爆発させた。 「ゆん!?」 「俺と約束したよな!? お前達は解ったって言ったじゃねぇか!!」 「ゆっくりおもいだしたよ! だから、ちりょうしてあげてねっ!!」 「それじゃあ、いつ約束したか言ってみろ! 思い出したんなら解るだろ!?」 「ゆっぐっ゛!? ……それはわすれたけど、ゆっくりおもいだしてるよっ!」 「全然解ってねぇんじゃねえか!?」 怒りのままにれいむに張り手を打ち付けたお兄さん。 れいむの丸い体が専用ベットから飛び出して、絨毯の上へと転がる。 「れぇいむぅうううううっ゛!? どぼじでごんなどごずるのおおおおっ゛!!」 まりさが泣きながら訴える。 だが、報復行動もせずにベットの上で震えているだけだ。 何の役にも立たないれいむのパートナー。 「みゃみゃに、りゃんびょうちゅるなっ! くちょにんげぇん!!」 そんな親を見ていた赤れいむは大きな声で威嚇する。 汚い言葉ではっきりと。 親達の表情が曇っていくが、それとは真逆の顔をした赤れいむが続けて叫ぶ。 「おにいしゃんは、みゃみゃちゃちの、おてつじゃいしゃんなんでしょ!? さきゃりゃうにゃんて、ゆっきちじぇきにゃいよっ! みにょほじょをわきまえちぇにぇっ!!」 喋る度にどんどん上機嫌になっていく赤れいむ。 頬は赤く染まり、息が荒くしながら偉そうに身体を仰け反り始めた。 親れいむが赤れいむを止めようと足を動かすが、手加減なしの平手を受けた衝撃で体が痺れて思うように動かない。 まりさは子供の様に泣きじゃくっているだけ。 「俺が…お手伝い。さん?」 「しょうだよっ!」 「お前達は、そう言う風に俺を見ていたのか?」 「きゅちのきききゃたに、きをちゅけてにぇっ! れぇいみゅは、えりーちょにゃんだよ!? にんげんしゃんをしちゃがえるゆっきゅちのおうにゃんだよ!」 「エリート? 従える?」 「こにょおへやは、みゃみゃちゃちにしちゃがえるおにいしゃんが、よういしちゃんでしょ!? よいきょきょろがけだっちぇ、みゃみゃがいっちぇちゃもん!」 この部屋はれいむ達の要求で与えた一室だった。 赤ちゃんを素晴らしいゆっくりに育てる為には、どうしても必要だと。 ゆっくり達は、ゆっくり出来る空間を求める習性がある事をお兄さんは知っていた、 それを、人間の子供が自分だけの部屋を求めるのと同義だと解釈していたのだ。 専用ベットを買い与え、柔らかい絨毯を引き、部屋とトイレ掃除を頻繁にして清潔に保つ。 献身に世話をしていたことが、さも当然のことだと言う赤れいむ。 そして、子育てが上手だと豪語していた親れいむの教育の成果。 「そうか…そうなのか。ははっ」 「ゆん? りきゃいちたんだねっ! ゆっくちゆるちてあぎぇるよっ!!」 お兄さんが帰宅した時に挨拶をしていたのは親達だけ。 赤れいむの声は聞こえなかった。 それは…、今考えれば当然だ。 この赤れいむは、お兄さんをお手伝いさんと言う下位の存在で見下していたのだから。 「れぇいみゅおにゃきゃすいちゃよっ! ちょこりぇーとしゃんがちゃべちゃいなっ! ゆっくちもっちぇきちぇねっ!」 涎を垂らしながら要求する赤れいむ。 だが、その要望に答える者は誰もいない。 親れいむと親まりさはガタガタと震えながら、丸い身体を更に丸く折りたたむ。 お兄さんの表情はあくまでも穏やか。 しかし、得体の知れぬ雰囲気が、れいむ達のゆっくりプレイスに充満していく。 ゆっくり家族は、お兄さんから部屋の使用権限を剥奪された。 それから数日後。 現在時刻は既に昼零時を回っていた。 「良い朝…じゃなかった、昼だ」 あれから誰にも邪魔される事無く、快適な夜の睡眠を堪能しているお兄さん。 何時も霞みかかった頭の中は、毎日スッキリと晴れ渡り全てが愛しく思えてくる。 そんな気持ちも気候も穏やかな昼下がり。 お兄さんは、暖かいコーヒーをゆっくりと啜る。 『ゆっくりしていってね!』 「「ゆっぐぢじでいってねっ!?」」 良い雰囲気をぶち壊すような叫び声。 その声は、リビングに置いている天井が開いた箱から聞こえてきた。 「うーん、良い香りだ。このコーヒー豆は気に入ったよ」 お兄さんは聞こえてきた声に対して気分を害する事も無かった。 むしろ、笑みをより一層強くして、鼻歌を歌いだす。 「おにいざんっ! あやばるがらゆるじでぐだざいっ゛!?」 「おのどがいだいぃいいっ゛!? おみずざんをのまじでぐだざいぃいいぃぃっ゛!!」 「ゆわぁあぁあんっ゛! きゃわいいりぇいみゅに、ひぢょいこちょしゅるにゃあぁああっ゛!!」 『ゆっくりしていってね!』 「「ゆっぐぢじでいってねぇえぇえっ゛!?」」 コーヒーの香りでお兄さんが側に居ることを感じ取ったれいむ達は、 思い思いの要望を口にした後、奇麗に声を揃えて悲痛な叫びを訴えた。 れいむは助けをお兄さんに求めながら。 まりさは口から餡子を少量吐きつつ苦しそうに。 赤ゆは何故こんな非道な事をさせるのかと疑問に思いつつ。 ゆっくり家族は、スピーカーから繰り返される声に反芻し続けた。 『ゆっくりしていってね!』 「「ゆっぐぢじでいってねぇえぇえっ゛!? ぼうやだぁあぁあぁっ゛!」」 家族の待遇は決して悪い状態では無い。 部屋は狭くなってしまったが、専用ベットも美味しいご飯も完備されていた。 トイレもある程度は清潔。 以前となんら変わりは無い。 ただ、床が酷く散らかっていた。 ゆっくり達の体も汚い。 特に、赤れいむの体が酷く汚れている。 食べものを租借している途中。 おトイレをしている最中。 どんな時も容赦無く、『ゆっくりしていってね!』の、声が掛けられる。 その度に大きく口を開けて応答するため、食べかすが周囲に飛び散り、排泄物がトイレからはみ出す。 専用ベットの上は、見るも無残な状態になっていた。 お兄さんは床の掃除をしていない。 毎日、欠かさず行っていた、れいむ達の体を拭く事もしなくなった。 取り替えるのはご飯とトイレのみ。 「ゆわぁあああんっ゛!? ずーやずーやじだいよおぉおぉぉおっ゛!」 「おからだをふいでねぇええぇえっ゛! まじざは、きれいずぎなんだよおぉおぉっ゛!?」 「おてちゅだいのくちぇに、りぇいむにしゃからうのおおおぉおっ゛!? ゆっくち…」 『ゆっくりしていってね!』 「「ゆっぐぢじでいってねぇええぇええぇえぇえっ゛!?」」 満足に寝る事も食べる事も、そして、文句を言う事も出来なくなったゆっくり家族。 お兄さんに向けて涙を流しながら苦痛を訴える。 だが、お兄さんは知らん顔。 涼しい顔でコーヒーを味わい続けている。 そんなお兄さんの足元へと、小さい何かが擦り寄ってきた。 「お? 遊んで欲しいのか?」 「ゆん!」 お兄さんの視線を下ろした先には、一体のゆっくりが猫じゃらしを咥えながら佇んでいた。 これはお兄さんの友人から貰ったゆっくり。 先日、友人宅でこれまでの経緯と事情を話した。 その後、全面的にお兄さんの育て方が悪いとのお叱りを受ける。 修正するよりは、一から育てたほうが良いとのアドバイス。 そして、お兄さんは友人から正しい育て方をみっちりと伝授されてこの一体を托された。 「あっちで遊ぼうな」 「ゆん!」 「まっでねっ゛!? おにいざんまっでぐだざいっ゛! れいぶ、ゆっぐぢじだいんでずうぅううぅっ゛!?」 「もうゆるじでぐだざいぃいぃっ゛!? まりざ、これがらまじめになりまずぅうぅっ゛!!」 「みょう……りぇいむっ…ゆっ! ゆげっ!?」 『ゆっくりしていってね!』 「「ゆっぐぢじでいってねぇええぇええぇえぇえっ゛!?」」 「んっ゛!? えれえれ……っ」 「「おちびちゃぁああぁああぁぁあんっ゛!? うわぁああぁああっ゛!!」」 赤れいむの頬が膨らんだ後、大量に餡子を吐き出す。 これまでも幾度か合った命の危機。 れいむは自分の時間も惜しんで、部屋にあるジュースや食べ物で献身的に介護をし始める。 その横でまりさはみっともなく泣き喚いていた。 壁に見を摺り寄せながら脱出しようと行動を起こすが、ザラザラの木箱では体が傷つくだけだった。 れいむに助けを求めるが完全無視。 ツガイの仲は修復不可能な程に溝が深く刻まれていた。 『ゆっくりしていってね!』 「「ゆっぐぢじでいってねぇええぇええええぇえぇえっ゛!?」」 赤れいむは親れいむを恨み始めた。 死にたいのに死なせてくれない。 苦しめるために存在する最低な親だと。 だが、豊富に補充された餌を使い切るまでは生かされるだろう。 ジュースを塗れば回復する。 その体質が災いした苦痛のゆん生をこれからも味わい続ける。 「…ちりょうをゆっくぢさせてねぇええぇっ! おちびちゃんしんじゃうよおぉおぉっ゛!?」 「ゆわぁあぁあぁあっぁんっ゛! まじざのすでぎなびはだがぁぁあぁっ゛!?」 「ゆっ、ゆっ、ゆぐえっ…えれえれ……じにだいよ…」 超指向性スピーカーから放たれた言葉は、れいむ達にゆっくりとした時間を与えない。 そして、段々、呼び出しの間隔が短くなっていく。 今夜には、息継ぎする余裕さえも無くなる事だろう。 『ゆっくりしていってね!』 「「ゆっぐぢじでいってねぇええええええぇええぇえぇえっ゛!?」」 ゆっくりしていって欲しいとのお呼び出しが、絶え間なく家族達に掛けられる。 口から涎をみっともなく垂らした寝不足家族は、上を向きながら元気に答え続けた。 ・眠りが妨げられるお話 超指向性スピーカーが欲しい でも超高いから直ぐに断念 ・気がついたら殆ど全てがむらむらタイム 毎度毎度自分の作品はバランスが悪すぎです ・一部他作者様の設定をお借りしています 過去作 ふたば系ゆっくりいじめ 718 完全予約制 ふたば系ゆっくりいじめ 710 基本種 ふんどしれいむの復讐 ふたば系ゆっくりいじめ 683 あんらっき~を乗り越えて ふたば系ゆっくりいじめ 665 基本種 れいむの受難 ふたば系ゆっくりいじめ 638 ばうんてぃはんたー ふたば系ゆっくりいじめ 612 かってにはえてくる ふたば系ゆっくりいじめ 593 迷作劇場 ふたば系ゆっくりいじめ 572 ぎゃんぶらー ふたば系ゆっくりいじめ 507 火の用心 ふたば系ゆっくりいじめ 500 駄目だよ? ふたば系ゆっくりいじめ 458 ドゲスー ふたば系ゆっくりいじめ 449 希少種の価値 2 ふたば系ゆっくりいじめ 448 希少種の価値 1,5 ふたば系ゆっくりいじめ 443 希少種の価値 ふたば系ゆっくりいじめ 398 ゆっくり達を必殺技で葬る物語 ふたば系ゆっくりいじめ 382 穴だらけの計画とその代償 ・他、5点 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 何がお手伝いさんだよてめぇらをかってやってる飼い主様なんだよ そこんとこちゃんと理解しろよくそ饅頭 何故赤れいむは親を恨む自分のせいでこうなったのも忘れたのかよあんこのう -- 2018-06-27 21 25 00 赤れいむ殺して~ -- 2016-01-27 11 46 35 これは素晴らしい作品です。 勧善懲悪の展開に胸がすっとしました -- 2014-01-16 19 22 49 この虐待いいなw -- 2013-08-27 01 45 20 善作!良作! まず赤霊夢だけ音声虐待して(親達が遊んでのびのびしているのを見ながら苦しませる) 後から親をフルボッコにすれば良かったのに -- 2012-07-25 13 57 44 とてもおもしろかったです! 躾に失敗したら新たに飼い直しが出来るのもゆっくりの醍醐味の一つですよねw >れいむをまりさに期待すること自体が間違っている ですねw 仮に飼い主に尽くしてくれる善良な飼いゆっくりであったとしても まりさ・れいむである時点で罪であり、断罪されるべきですから -- 2011-07-18 11 07 13 租借→咀嚼 租借→ 租借 -- 2011-07-09 21 20 37 すっきりできたー -- 2011-06-04 15 53 56 ↓↓それはお前一人の偏見だから公の場で語るな。 -- 2011-03-07 11 57 26 ↓間違っている -- 2011-01-11 16 43 03 れいむをまりさに期待すること自体が間違っている -- 2010-12-18 20 33 00 飼いゆはゲスなったらお仕舞いだね。 これを教訓に、お兄さんはゆっくりした良い子を育てて欲しいよ~ 自分本位のゆっくりは、糞饅頭でいい -- 2010-10-31 15 22 31 ↓そうかもな。 躾なけりゃどこまでも増長するねがゆっくりの常だし。 -- 2010-10-22 14 38 10 そういう風に教育した親ども それは違うんじゃないか 親どもは「なにも教育しなかった」んだろ 赤ゆのわがままを聞くだけ、だから赤ゆが勘違いしたんじゃないか -- 2010-09-14 18 33 36 赤ゆは当然ゲスだが、そういう風に教育した親どもの方がより酷いゲスだな 言葉使いが乱暴じゃないだけ。従順に装って腹の中では飼い主を見下して奴隷扱いしていたわけだ -- 2010-08-22 00 24 04 最低ランクのゲス赤ゆだな…この程度の制裁ではちょっと甘い気がしないか? -- 2010-08-01 16 02 04 このクソ赤をもっと絶望のどん底に落として欲しかった -- 2010-06-28 23 01 46 最後まで赤れいむが反省してない所がな… 赤れいむに「身の程」を思い知らせて欲しかった。 -- 2010-06-26 23 19 01 無理に難しい漢字使おうとしなくていいんだよ<租借→咀嚼 -- 2010-06-12 13 01 49 ゲス飼いゆ制裁ものはゆっくりできるよー! -- 2010-05-16 22 23 06
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「に゙ゃあ゙!?」 畑の野菜を収穫に来ると俺の畑の野菜を齧っているゆっくりの姿を見つけた。 何時もと同じように後ろからゆっくり近づいて捕まえる。 何時もと違ったのはそれがゆっくりちぇんだったことだ。 「わるかったよー。おなかすいてたんだよー。」 ちぇんは所々傷だらけだ。 今年は豊作ではなかったし凶作でもなかったのだが、ゆっくりに取っては餌を集めることが厳しいらしい。 俺はガシガシと頭をかいて悩んだ。 「ごめんよー。もうしないよー。」 ちぇんは捕まれたままであったが逃げ出そうとはせず必死に謝っていた。 俺はちぇんを水遣りのために持ってきていた大き目の桶の中に放り込む。 「に゙ゃ!」 悲鳴が聞こえたが無視して桶の上に板を置いてちぇんを閉じ込めた。 ガタガタと桶が揺れる。 しかし、倒すほどではないようだった。 念のため板の上に重石を置き、俺は畑作業の続きを始めた。 作業が終わり、道具を片付けて家に帰る。 いまだ暴れるちぇんを閉じ込めた桶を除いた道具を手入れして物置に入れ、桶を縁側に運ぶ。 縁側に着くと桶を置き、台所から小麦粉を持ってくると、俺はゆっくりと桶に乗せた板を外した。 中ではちぇんが涙を浮かべて泣いていた。 「に゙ゃああああああ、ごわがっだよおおおおおおおお!」 泣き叫ぶちぇんをゆっくりと持ち上げ、傷ついている場所に小麦と水を混ぜたものを詰めていく。 最初は泣き叫んでいたちぇんも、傷が治っていくにつれだんだんと笑顔になっていた。 「わかるよー、いたくないよー!」 「おにいさんのおかげだねー!ありがとー!」 今までは傷によって動きを制限されていたのだろう。 俺の手の中でちぇんは元気よく暴れて、危うく落とすところだった。 なんとか傷に小麦粉を塗り終わった。 乾くまでちぇんを押さえつけていっしょにゆっくりとする。 ちぇんは嫌がるそぶりも見せず一緒にゆっくりしている。 傷を治した俺をいい人間だと勘違いしてるのだろう。 やがて、固まったのを確認した俺はちぇんをふたに使った板の上に乗せる。 「わかるよー、おもかったんだねー。」 ちぇんは勝手に動かされたことに文句も言わず、板の上で先ほどと同じようにゆっくりし始めた。 板の上ではちぇんに付いている二本のしっぽがゆらゆらと揺れていた。 俺はそのうちの一本をやさしくつかんだ。 「ゆゆっ、くすぐったいよー。」 尻尾を触られると痒くなるらしい。 しかし、ちぇんはどこか気持ちよさそうだ。 撫でるたびに震えている。 俺は一本の尻尾をゆっくりさすりながら、その先端に包丁を叩きつけた。 「にゃ?・・・いぢゃいいいいいいいい!」 ちぇんは最初何が起きたのか分からず、暫くしてから痛みが伝わったのか見たことないような表情で暴れ始めた。 俺はちぇんが逃げないように手で押さえつける。 そして、ちぇんの尻尾をどんどん輪切りにしていった。 「に゙ゃああああああああああああああ!」 「わがだないよおおおおおおおおおお!」 「やめでえええええええええ!」 尻尾を切るごとにちぇんはさまざまな悲鳴をあげる。 一本丸々と輪切りにした後は、残った一本を柱に釘で打ちつけてやった。 「ぎゃあああああああああああ!」 「わからなよー!はやくおろしてよおおおおおおおお!」 「い゙ぢゃい!じっぼがぢぎれぢゃうううううううう!」 一本の尻尾で全体重を抑えているので尻尾にあいた穴がだんだんと広がっていく。 「おにいさんたすけてほしいよ!このままじゃおちちゃうよ!」 「いだあああああちぎれるううううううう!」 「いし、そのいしをどけてえええええええええ!」 ちぇんは必死に俺に助けを求める。 石と連呼するのでちぇんの下を見ると、確かに尖った石が下にあった。 俺はちゃんとちぇんの下に石を移動させる。 上を見上げるとちぇんの顔が青くなっているのが分かった。 それから暫く待ってみたがなかなか落ちない。 「わがらないよおおおおおおおおお!」 「だれがだずげでほじいいよおおおおおおおおお!」 このままじゃ時間がもったいないな。 俺は手に持った包丁で尻尾を真ん中で切ってやった。 「にゃ?」 ちぇんは急に浮遊感を感じたのが不思議だったのだろう。 石がだんだんと近づいてくる。 「わかるよー。これはおちてるん・・・に゙ぎゃ!?」 ちぇんの下に移動させた石は俺の期待を超える働きをしてくれた。 尖った部分はちぇんの左目に食い込んでいる。 刺さったときに悲鳴を上げたちぇんも今はただびくびくと痙攣しているだけだ。 もしかして死んでしまったのだろうか。 中身でぐちょぐちょな体を持つ気にはならなかったので半分残った尻尾をつかんで持ち上げてみる。 ペシペシ。 「ゆぎゅ・・・わがら・・・ないよ・・・なにもみえないよ・・・」 「もうよるになっちゃったのかなー?」 ちぇんは強すぎる痛みによって混乱しているようだ。 顔を良く見ると中身によって残った右目も隠されているようだ。 俺は井戸から水を汲み、水の入った桶にちぇんを突っ込んだ。 「づべぢゃ!?」 突っ込んだときに暴れたので両手で押さえ込む。 暫くつけとくと動かなくなったので水から出してやった。 顔はきれいになったようだ。 これで目も見えるだろう。 「・・・」 どうやら気絶してしまったらしい。 このままでは死んでしまうので桶の水を勢いよくかける。 「ゆ゙・・・」 どうやら気がついたようだ。 ちぇんは水でぐちょぐちょだった。 俺はゆっくりを飼っている仲間の言っていたことを思い出す。 確か水でぬれたときは乾かさないとダメだったか・・・ 俺はちぇんの尻尾を持ち、勢いよく振り回した。 「めがまわるよおおおおおお!やめてほしいよおおおおおお!」 「ゆぐっ、ぎもぢわるいよおおおおお!わがらないよおおおおおお!」 ちぇんは何かを言っているようだが聞く耳をもたない。 ぐるぐるぐるぐると何回も回す。 まわす度に水しぶきが飛んでいき、やがて水しぶきが飛ばなくなった。 もう乾いたか。 俺はそれを確認すると森の前まで行き、ちぇんを森の中に投げ入れた。 これに懲りてもう俺の畑の野菜を取ることはないだろう。 家にもどろうと桶を手に取ろうとした時、地面に落ちた帽子と輪切りの尻尾に気がついた。 「わがらないよ・・・どうしでごうなっだんだろ・・・」 ちぇんは男に投げられた後、木に体ごとぶつかった。 ずるずると木を滑り落ちた後、そこから動く気にもならずゆっくりとしていた。 体はどこが無事なのか分からない。 目も片方が潰れてしまい、これから生きていくことを考えるとちぇんは不安でいっぱいになる。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 いきなりかけられた声にちぇんは本能で返事をする。 傷ついたちぇんに声をかけたゆっくりが茂みから現れる。 「ら、らんしゃま・・・」 「ちぇえええええええん!」 それは9本の尻尾が特徴のゆっくりらんだった。 ちぇんの悲鳴を聞きつけここまでやってきたのだろう。 ちぇんの顔に先ほどまでの不安はなくなり、自然と笑顔が現れる。 らんはちぇんの傷を見ようと急いで近づき、そして気づいた。 帽子がない。 らんは木で休むちぇんを木から離すように弾き飛ばした。 完全な不意打ちを食らったちぇんはかおをこすりながら地面をすべる。 「ら、らんしゃまどうして・・・」 「ぼうしがないよ!ちぇんのにせものだな!」 「わ、わからないよおおおおおおおお!」 ちぇんは傷ついた体を無理やり動かし逃げた。 それをゆっくりらんが追う。 その顔は怒りに満ちていた。 らんはちぇんをちぇんのまねした小汚いゆっくりと認識していた。 ちぇんは逃げた。 「わからないよー!わからないよー!」 「ちぇえええええええええん!」 帽子、帽子はどこだ。 ちぇんは残り少ない中身を総動員して思い出す。 そして、先ほどの虐待を思い出した。 「わかるよー!あそこでおとしたんだよー!」 ちぇんは投げられた場所に戻った。 きっとそこに帽子があるはず。 ちぇんの予想は正しかった。 縁側にいる男の足元、ちぇんは帽子を見つけた。 「よかったよー!ぼうしはぶじだよー!」 ちぇんはこれでらんさまも分かってくれると思うとどこからか力がわいてきた。 力を込めて帽子に向かって跳ねていく。 その帽子が真っ赤に燃えた。 「にゃ?」 ちぇんには最初何が起こったのかわからなかった。 男が細い棒を小さな箱に擦ると火が起きた。 その火が帽子に近づくと、帽子は真っ赤に燃え上がった。 いつの間にか帽子の上には網があり、ちぇんの尻尾だったものが載っていた。 「わ、わからない・・・よ・・・」 跳ねるのをやめたちぇんの上に影が差す。 ちぇんにはそれがゆっくりらんであることが分かった。 「らんしゃま・・・」 らんしゃまは重かった。 今まで書いた作品 ゆっくり水攻め ゆっくりの川流れ 天井のゆっくり ゆっくりまりさの水上生活 ゆっくり訓練 ぶるぶる とりもち 子ゆっくり きめぇまる ゆっくりがんばるよ さらちくび 冬のゆっくり 親れいむのがんばり 子れいむのがんばり しろくろ 黒歴史 まりさとぱちゅりーの子育て まりさとぱちゅりーのお引越し このSSに感想を付ける
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妊娠過程&食葬 9KB これは、餡小話から消えてしまった、過去作「anko041 妊娠過程」と「anko042 食葬」を一部修正して、一つのファイルにまとめた物です。 妊娠過程 すりっ……すりっ……すりすりすりすりずりずりずりずりずずずずずずずず…… ぬっちゃぬっちゃ……ぬっぷぬっぷ…… ぱんぱんぱん!ぱちんぱちんばちん! すぱんすぱんすぱんすぱん!すぱぱぱぱぱぱぱぱ…… 「「ゆっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! ずっぎりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃひひひぃぃぃぃ!!!」」 今、ゆっくりまりさとゆっくりれいむが同時に果てた。 交尾の終了と共に、すぐれいむの腹が膨れ始める。胎生妊娠のようだ。 父親役であるまりさが絶頂に達し、陰茎から精子を放出した瞬間、何千何万もの因子は直ちに母れいむの餡子と反応し、その全てが赤ゆっくりとなる。 つまり、今この瞬間、母れいむの胎内には何万匹もの極小の子供達が入っているのである。 彼女達は、母親の餡子をクッション代わりにして、気持ち良さそうに眠っている。 「れいむににた、おうたの上手な子がうまれるといいのぜ!」 「まりさみたいに、げん気でかりのじょうずな赤ちゃんがうまれるとゆっくりできるよ!」 今父と母になった二匹は、そう言い合ってゆっくりと過ごし、親愛のすりすりをして眠った。 「ゆぅ……おかーさんのなかあったかいね……」 「そうだね……あったかくてゆっくりできるよ……」 両親がすっかりいびきを立てて眠りに落ちた頃、胎内の赤ゆっくり達は目を覚ました。 ぎゅうぎゅうに押し込められて辺りは真っ暗、隣の姉妹の姿すら見えない状況だが、彼女達は泣いたりしない。実にゆっくりとしている。 何故なら、自分のすぐ身近に母親の体温を感じられるから。 姉妹の肌がもっちりとしていて気持ちが良いから。 しかし、おそらくゆん生の中で最初で最後の実にゆっくりとした瞬間なのに、彼女達は「ゆっくりしていってね!」とは言わない。 何故なら、最初の「ゆっくりしていってね!」は産んでくれた両親に言うと決めているから。 胎内から飛び出したら、精一杯大きな声でおかーさんとおとーさんにあいさつをしよう。 そう考えると、赤ゆっくり達から自然と笑みがこぼれるのだった。 母れいむが妊娠してから三日が経った。 「きょうは、れいむの大すきなお花さんだよ!」 「虫さんをいっぱいたべて、えいようをつけてね!」 と、父まりさはいつも以上に狩りを頑張って、ごちそうを奮発してれいむにあげていた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー!」 母れいむは満面の笑みでそれに応える。 しかし、その栄養満点な食べ物が、胎内の子供達をピンチに陥れていた。 「ゆゆ!?おかあさんのなかがせまくなってきているよ!」 栄養がたっぷりと入っている食べ物ばかりを食べていたせいで、母れいむの体内の餡子が増えてしまったのだ。 それによって、赤ゆっくり達のスペースが狭まっていく。 そして、それに追い討ちをかけるかのように。 「おなかすいたよー!」 いくら全く動かないといっても、意識を持ち始めてから三日も食事をしないとなると、さすがに辛くなる。 しかし、周りには食べるものがない。 栄養が取れなくて、赤ゆっくり達の体が弱くなる。 更に時間は過ぎ、母親の餡子は更に外から圧迫してくる。 食べ物が無いから更に体が弱くなる。 そして、臨界点を超えた瞬間。 「ゆぶべ!!!」 赤ゆっくり達の塊の中心に居た一匹が潰れた。 それを皮切りに、中心に近い赤ゆっくりから次々と潰れていく。 「ゆばぁ!」 「ゆぶぶ!」 「ゆべし!」 「もっとゆっ……ゆあばぁ!」 潰れた姉妹の隣に居た子ゆっくりの顔に、生暖かい液体が飛び散る。 それは母親のぱさぱさしてまずい餡子とは違う、もっとみずみずしくて、ねっとりとした餡子。 彼女達は顔に付いた汚れを落とそうと、それを舌で舐めとる。 「ぺーろぺーろ……し、し、し……しあわせぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 真っ暗な空間なので、それが何であるかは彼女達には分からない。 それどころか、自分の隣にさっきまで居た姉妹が、圧力で潰れて死んでしまった事にすら気付かない。 しかし、単純な餡子脳の更に出来損ないで出来ている、彼女達赤ゆっくりの思考で、ある事実が理解できた。 ――自分の周りにはあまあまがある。 こうなるともう止めることは出来ない。 空腹と圧死の恐怖から、頭の回転が止まってしまった赤ゆっくりにとっては、まさに起死回生の打開策である。 美味しい物をお腹一杯食べられる、さらに空間が開いてゆっくりできる、一石二鳥。 そうと決まれば即行動。 姉妹の血肉を舐め取った赤ゆっくり達は、潰れた姉妹とは反対側の赤ゆっくり達を食べ始める。 「おねぇちゃんやめてぇぇぇぇぇ!」 「でいぶおいしくないよぉぉぉぉぉ!」 「どぼじてこんなことするのぉぉぉぉぉ!?」 「もっとゆっくりしたいよぉぉぉぉぉ!」 阿鼻叫喚地獄絵図。 この時点で後手に回った赤ゆっくりは、確実にその短すぎるゆん生を終える。 何故なら、最初に食べ始めた赤ゆっくりは既に姉妹の餡子を取り込んで、食べた分だけ体積大きくなっている。 その上、食べていない方はほぼ餓死寸前で、立ち向かう気力も逃げる体力もない。 そして、そもそも動き回るスペースがない。 姉妹を食べ回った一部の赤ゆっくり達は、五分程姉妹の踊り食いを楽しみお腹が一杯になった頃、ようやく眠りについた。 「ゆっ!おなかの中で赤ちゃんがうごいたよ!」 「それはげん気なしょうこなのぜ!きっと、とってもゆっくりした赤ちゃんが生まれるのぜ!」 胎内の惨状を知らない両親は、そう間抜けな声をあげた。 大きな赤ゆっくりは、お腹が空いたらまた周りの赤ゆっくりを食べ始める。 その姿にもうためらいは無い。 お腹一杯になったら寝る。 小さな赤ゆっくりはひたすら恐怖に震える。 そんな胎内の生活が、母れいむが産気づくまで続く。 「ゆふぅぅぅぅぅ!!!ゆふぅぅぅぅぅ!!!あかちゃんがうばれるぅぅぅぅぅ!!!」 「ゆっ!れいむ!がんばるんだぜ!!!ゆっ、ゆっ、ふぅーするんだぜ!」 遂に出産の時が近付いた。 母れいむは近所のぱちゅりーから聞いた「ラマーズ法」をしながら必死の形相で踏ん張る。 父まりさは赤ゆっくりが飛び出しても大丈夫なように、母れいむの下に、命よりも大事な帽子を置き、更にそれが汚れるのも構わずに、クッションになる枯れ葉や土を乗せる。 「ゆぐぅぅぅぅぅ!!!うば、うば……うばれるぅぅぅぅぅ!!!」 すぽーん! 赤ゆっくりは勢い良く飛び、父まりさが敷いたクッションの上に落ちた。 赤いリボン、赤れいむである。 いくらクッションがあったとはいえ、とてつもない衝撃でぶつかったので、赤れいむは痛みでしばらく起き上がることが出来ない。 この無駄とも思える出産時の勢いは、母親の胎内で起こった惨劇、忌々しい共食いの記憶を忘れさせるためのものではないかと、最近は言われている。 「ゆぐぐぅぅぅぅぅ!!!またうばれるぅぅぅぅぅ!!!」 産道はまだ閉じず、そこからまりさ種特有のふてぶてしい顔を覗かせている。 父まりさは急いで、まだ痛みに震えている赤れいむを脇にどかし、赤まりさ射出に備えている。 すぽぽーん! 最後の一匹だからだろうか、最初の赤れいむよりも勢い良く飛び出し、同じくクッションの上に落ちた。 赤まりさは痛みに震えて白目を向いている。 姉である赤れいむは、痛みが既に引いたみたいで、心配そうに妹を見つめている。 「まりさだいじょーぶ?ぺーろぺーろするから、がんばってね!」 早くもお姉さんらしい行動をするれいむ。父まりさはそれを愛しい目で見つめる。 やがて赤まりさの震えが止まり、残りの家族の顔がぱっと輝いた。 「「「「ゆっくりしていってね!!!!」」」」 絵 byペットショップあき 食葬 一匹の長老ぱちゅりーが死んだ。 「ぱちゅりーはこのむれの長として、ゆっくりしないでがんばってくれたよ……」 「だから、みんなでそうぎのじゅんびをしてね……」 (むきゅ……みんな……ぱちゅりーはまだ生きてるよ……) 一匹の長老ぱちゅりーが死んだ……ように見えた。 この長老ぱちゅりーは珍しく長生きし、珍しく老衰という死を迎えようとしていた。 老衰はすぐには死ねない。 外側の餡子からゆっくりと機能を停止する。 移動するための下半身の餡子が動かなくなる。 瞼がゆっくりと下り視界が閉ざされる。 そして老化が徐々に中枢餡に到達し、老衰開始時から約半日後、ようやく完全な死を迎える。 通常、長老は他のゆっくりがあまり入ってこない森の奥地に一匹で暮らす。 これは老衰時、他のゆっくりから発見されるのを遅らせるための知恵である。 決して奥の方に引っ込んでいたほうが長老っぽくて格好良いとか、そういう理由ではない。 この長老ぱちゅりーの場合、遅刻常習犯のホームヘルパーありすが珍しく早起きしてしまったため、完全に死ぬ前に発見されてしまった。 このような場合、死ぬ方にとっては大変な不幸である。 何故なら…… 群れの中心にある集会場、葬儀はここで行われた。 「これから食葬をとり行うよ」 集会場の中央にある切り株に登った、長老の側近れいむが開会の宣言をした。 この群れでは長老が死んだ場合、食葬と呼ばれる埋葬が行われる。 文字通り、群れのゆっくり達が死体を食べるという埋葬方法である。 長老ゆっくりの餡子を他のゆっくりが食べる事で、彼女の膨大な知識と豊富な経験を取り込もうとしているのだろう。 「じゃあ、まずはれいむから食べるよ」 側近れいむが背中の皮をひと齧りした。 (むぎゅぅ!むぎゅぎゅぅぅぅぅぅ!) 意識が残っている長老ぱちゅりーは痛みに悶え苦しむ。 しかし、体を動かす事は出来ないので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。 「むーしゃ、むーしゃ……」 側近れいむはそれだけを言うと、静かに涙を流した。 それ以降は口に残った皮を完食するまで、ただただ大粒を涙を流し、黙って咀嚼した。 それを見届けた別の側近のまりさが、舌と枝を器用に使って、側近れいむが齧った穴から長老の餡子を取り出した。 そして、葬儀に参加していた群れのゆっくり達に、少しずつ餡子を分けて配る。 (むっぎゅぅぅぅぅぅ!やめてぇぇぇぇぇ!!!ぱちゅりーはまだいぎでるのよぉぉぉぉぉ!!!) 涙を流したいのに、既に瞳は乾いているので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。 取り分けられた小さな餡子や皮の欠片を、群れのゆっくり達が食べる。 「むーしゃ……むーしゃ……」 「ままぁ……」 「おかーしゃん……」 彼女達から、思わず赤ちゃん言葉が漏れる。 甘すぎず、苦すぎず、それでいてさっぱりと爽やかな味。 それは、植物型妊娠で生まれたゆっくりにとっては、初めて食べたお母さんの茎の味。 胎生型妊娠で生まれたゆっくりにとっては、初めて食べたお母さんの口から出された餡子ペーストの味。 親も子も等しく分けられ、等しく食べて、等しく涙する。 長老ぱちゅりーの体は殆ど群れゆっくりの腹に収まり、残るは中枢餡のみになった。 ここで、切り株の上に、次期長老となる長老の子のぱちゅりーが上がった。 側近達が枝を組んで作った神輿の上に中枢餡を乗せ、恭しく壇上に上げる。 「むきゅ、次期長老のぱちゅりーが、最後の儀式を行うよ!」 そう言うと、ゆっくりの口には少々大きな中枢餡を、彼女は一口で全て頬張った。 (むっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!やべろぉぉぉぉぉ!!!ぱちゅりーを食べるなぁぁぁぁぁ!!!) 叫びたいのに、もう口も声帯もないので、周りのゆっくり達は誰も気付かない。 「むーしゃ、むーしゃ……じじじじあわぜぇぇぇぇぇぇ!!!」 生きながら喰われるという恐怖と絶望を味わい、それはとてつもなく甘くなっていた。 そして、次期長老ぱちゅりーは、自分の母親がそんな絶望や痛みを味わいながら死んだという記憶を取り込み、ショックで吐餡して平べったくなった。 既存作 SS 妊娠過程&食葬、 ふたば系ゆっくりいじめ 7 浅瀬 ふたば系ゆっくりいじめ 8 鉄鍋 ふたば系ゆっくりいじめ 17 さとり ふたば系ゆっくりいじめ 19 賽の河原 ふたば系ゆっくりいじめ 24 れいむ死ね ふたば系ゆっくりいじめ 26 役立たず ふたば系ゆっくりいじめ 60 全自動すっきり阻止機 ふたば系ゆっくりいじめ 65 抗議 ふたば系ゆっくりいじめ 80 親離れ ふたば系ゆっくりいじめ 86 ドスの飾りは不名誉の証 ふたば系ゆっくりいじめ 115 DV ふたば系ゆっくりいじめ 158 虐待派不虐待日記 ふたば系ゆっくりいじめ 191 屠殺 ふたば系ゆっくりいじめ 232 降る 絵 ゆっくりSAW、ゆっくりサバイバー、10億分の1のゆっくり 自作SSの挿絵、各種一枚絵 作者:ゲームあき ゲームあきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 絶対生まれてきた赤ゆ絶対ゲスやろ。 -- 2018-05-09 20 27 32 ああ、カマキリか カマキリに失礼だな -- 2014-07-31 16 39 34 きもし -- 2012-07-18 20 33 20 最後の最後で・・・・・あーあ、まったく。 -- 2012-01-05 23 55 34 成る程…精子は数が多いからなぁ。 こういう発想もあるのか! -- 2010-10-02 22 29 07 きもくないゆっくりなんてゆっくりじゃない -- 2010-07-23 13 44 00 きもい。おもに挿絵がきもい。 -- 2010-07-15 22 48 33
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喋 23KB 虐待-普通 制裁 観察 ギャグ パロディ 差別・格差 実験・改造 同族殺し 野良ゆ れいぱー 都会 現代 創作亜種 独自設定 ぺにまむ 餡コンペ初挑戦です ※餡子ンペ出展作品です。テーマは「改造:無双」です ※独自設定ありです ※厨ゆっくりが出てきます ※死なないゆっくりがいます ※多作品のパロディが存在しています 喋 作:いむあき ゆっくりの突然変異種をどれだけご存じだろうか。 きめえ丸種におけるきめら丸、れみりゃ種におけるれみりゃザウルスがそれにあたる。 親との著しい違いという考え方でいけばチェンジリングもそれにあたるであろう。 ちなみにでいぶやゲスまりさ、もりのけんじゃは単なる性格・品性の問題なのでこれに該当しない。 話が逸れたが、突然変異種は通常と一線を画しているのがお分かり頂けたであろう。 先程の例は有名なものなので、通常と違うと言っても想像しやすいであろう。 では、『ゆっくりみょん』の突然変異種がどのようなものかはご存じであろうか? 今回の小話は世にも珍しい『ゆっくりようむ』のお話…。 「やあ!みんな大好き虐待お兄さんだよ!」 若い男が誰もいない壁に向かって自己紹介をしている。 自分自身もなぜ突然こんなことをしたのか分かっていなかったが、返事が無いさみしさを紛らわせるために透明な箱からみょんを取り出した。 「やあみょん!ち【ピー】んぽ!」 「ぢ…ぢーんぼ…」 「なんだかお兄さんとってもさみしいんだ!具体的には画面の前のお友達に返事をしてもらえなかったようなさみしさかな!」 「まら?」 「だから君ですっきりさせてもらうよ!」 「ぢん…」 お兄さんはそう言うとみょんを台の上に乗せて、嫌がっているのを無理矢理振動させ強制的に発情状態にした。 みょんのぺにぺにはみるみる大きくなっていき、成人男性の一物程の大きさになった。 余談だが、ゆっくりのぺにぺにはまむまむの大きさと等しく、ぺにぺにが小指ほどならまむまむも小指ほどに。馬ほどならば馬ほどになる。 このみょんの大きさが成人男性の一物ほどの大きさなのは…言わずとも知れよう。 「うふふふふふ…真のHENTAIとは相手も悦ばせてこそ!さあ行くぞみょん!」 お兄さんは勢いよく自分のズボンを脱ぎ、ONIISANあにゃるを皺の数がはっきり数えられるくらいみょんに近づけた。 「お前の西行妖を俺の幽明結界にINしアーーーーーッ!!!」 ……ちなみにみょんのぺにぺにがあれほどの大きさだったのはお兄さん、否、あにゃる鬼意山が自分愛用のバイブでまむまむを拡張していたからである。 ―――数日後 「なあ、ゆっくりようむって知ってるか?」 「突然ウチに来て何言ってんだこの変態」 あにゃる鬼意山は虐待仲間の青年…観察鬼意山と呼ばれる人物の家に遊びに来ていた。 観察鬼意山は基本的に直接手を下さず、ゲスやれいぱーをけしかけたりゆっくりに入れ知恵をして自滅していく姿をビデオに撮るという虐待方法を好んでいる。 れいぱー集団が群れを滅ぼす姿を撮影しようと森に行ったところ、群れに混じってあにゃる鬼意山がれいぷされているところをうっかり撮影してしまったことから友好を持ってしまったある意味悲劇の人である。 「俺がゆっくりみょんが好きなのは知ってるだろ?」 「好きっていうか同類じゃねーか…いやみょんは言葉以外は礼儀正しくて賢い分お前とは天と地ほどの開きがあるな」 「まあそのみょんなんだが、俺が聞きたいのは『ようむ』なんだ」 「ようむ?」 「れみりゃザウルスっているだろ?あれってれみりゃの突然変異なんだが、みょんにもそういうやつが存在しているらしいんだ」 「聞いたことないな。胴付きみょんが裸エプロンでもしてるのか?」 「いや、何でもようむは見た目はみょんと変わらず喋れるらしい」 「はあー!?」 観察鬼意山は思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。 何せみょんの特徴といったら何といってもあの卑猥語なのだ。 『ちんぽ』『ふくやま』『まさはる』etc… ありすの『とかいは』の様に卑猥語はみょんの代名詞といっても過言ではないのだ。 にもかかわらずその『ようむ』は喋ることができるという。そんな常識はずれなことを言われたのだから変な声を上げても仕方が無い。 「いやー実は何年か前にみょんの中枢餡をいじってちょっとだけカタコトで喋れるみょんを造ったんだ。そいつ自体は研究所に売り払ってもう解体されちまったんだけど、その子供のみょんを逃がしちゃってな。 今じゃそのカタコト喋りのみょんの因子を持つそいつらと野良が完全に交雑しちまったらしくてな。たまーに完璧に喋れるみょん…つまりようむが生まれてくるらしいんだ」 「んな馬鹿な。都市伝説じゃないのか?」 「いやそれがあながち嘘でもないんだ。この間野良ゆに聞き込みをしたらいくつも目撃情報が出てきたんだ」 「マジかよ…それすげーよ!喋れるみょんなんて見た事ねえ!」 「で、今度の休みにようむを探しに街を歩こうと思うんだ。手伝い兼撮影役やってくれるよな?」 「当然だ!ヒャア!我慢できねえ!ようむは撮影だあ!」 観察鬼意山は虐待愛好家であると同時にゆっくりの生態の撮影でも少しは名を馳せており、自分の撮ったビデオや写真が何度か学術雑誌に載ったこともある。 そんな彼にこの話をすれば間違いなく探すのを手伝ってくれるはずというあにゃる鬼意山の目論みは見事成功した。 「ところで何でお前はようむを探すんだ?HENTAIのストックはまだあるだろ。変なもの造っちまった責任とか?」 「いやだってみょんの剛剣に加えて喋れるんだぞ!普通言葉攻めされたいって思うだろ!?」 「お前だけだこのド変態!」 ―――さらに数日後 2人の鬼意山はようむを探すために公園に来ていた。大した大きさでなく、2~3家族が暮らしているだけの小規模なものだ。 無論こんな場所で見つかるとは思っていない。あにゃる鬼意山が先日言っていた聞き込みをしたゆっくりに案内をしてもらうためだ。 「警戒心の強い野良ゆが本当にそんなこと引き受けてくれんのか?」 「ああ大丈夫さ。あいつは人間の手伝いとかで生計を立てているゆっくりなんだ」 そう言うとあにゃる鬼意山は公園の隅に向かって行った。そこにはポリバケツを横倒しにしたものにビニールシートをかけた『おうち』が置かれていた。 ビニールシートもただ掛けてあるだけでなく、釘が地面に打ち込まれて固定されておりそれにより風でシートやバケツが飛んで行くのが防がれている。 その処置は明らかに人間の手によるものだ。恐らく何らか報酬として補強を頼んだのであろう。いや、もしかしたら材料そのものも人間からもらったものなのかもしれない。 「おーいはねつきまりさいるか?街の案内を頼みたいんだが」 はねつきまりさ?観察鬼意山は帽子に羽根でも付けているのだろうかと首をかしげた。 「ゆー?このあいだのおにいさんなんだぜ?あんないってどこへいくんだぜ?」 シートからもぞもぞと帽子をかぶったゆっくりが出てきた。帽子は黒い山高帽であり、白いリボンも付いている。なるほど確かにまりさの帽子だ。 だか本体である饅頭部はまりさと判断しかねるものであった。あの金髪がないのだ。三つ編みも豊かな飴細工の髪も見当たらない。帽子で隠れていない部分はすべて饅頭の生地が見えているのだ。 「なあ…それまりさ…だよなあ」 「ゆん?おにいさんのしりあいなのかぜ?たしかにまりさはこのおぼうしいがいじゃちょっとみわけがつかないかもしれないんだぜ。 でもかみのけさんなんてなくてもししょうはないからきにせずはなしかけてほしいんだぜ。だいじなのはハートなんだぜ!」 見た目ではなく中身が大切……キリッとまりさは言い放った。観察鬼意山は饅頭に正論を言われたのが少しくやしくなり、いたずらのつもりでまりさの帽子を奪った。 「あ!かえしてね!まりさのゆっくりしたおぼうしさんゆっくりかえしてね!」 先程の自信たっぷりの顔はどこへやら。コンマ3秒でカリスマ崩壊し、届かない帽子を求めて涙目でぴょんぴょん跳ねている饅頭がそこにあった。 だが観察鬼意山の視線はそんなまりさの顔に向かっていない。 まりさの頭頂部の異様さに目が離せなかったのだ。 「おい。さっきこいつのことはねつきって呼んでたけどさ…」 「ん?『羽根突き』まりさって呼んだことか?」 そう、『羽根付き』ではなく『羽根突き』である。 主に正月に行われる、羽子という羽を付けた木製の小球を羽子板で打ち合って遊ぶあの羽根突きだ。 まりさの頭は外側はきれいな禿げになっていたが、帽子で隠れていた頭頂部には髪の毛が残っていた。 それもただ残してあるのではなく、上を向くように結われておりそれがまるで頭に刺さった羽根に見える。 頭頂のみに残った結われた髪の毛が丸いゆっくりの体と合わさりあたかも羽根突きの羽子に見えるので、このまりさは『羽根突き』まりさと呼ばれているのだ。 「…おにいさん、だれだってトラウマやコンプレックスのひとつやふたつはあるんだぜ」 「…はい」 「できごころだったってのははわかるけどちょっとかんがえればみためでわかるでしょう!?」 「何で観察だけじゃなく俺まで正座?」 「シャラァップ!とにかくこのわだいはもうおわりだぜ!こんごはにどとふれちゃいけないんだぜ!」 「「hai!すいまえんでした;;」」 まりさは帽子を返してもらうと有無を言わさず2人を正座させて説教を始めた。 一時間かけて先の行動の非常識さと人としての最低限の礼儀について話し、今ようやく話し終わったところだ。このころには鬼意山達はすっかりまりさに頭が上がらなくなっていた。 「ところでおにいさんたちはなんのいらいできたんだぜ?」 「おおっと忘れてた。前ゆっくりようむについて話しただろ。そいつの元へ案内してほしいんだ」 「…それはさすがのまりさもむずかしいんだぜ。ようむはあっちこっちにあらわれていっかしょにとどまらないからかんたんにはつかまらないんだぜ」 「まあまあそう言わずに。湯栗町土産の銘菓湯栗饅頭奮発して1箱プレゼントしちゃうからさ!」 「くわしいばしょはわからないけどあらわれやすいばしょならしっているんだぜ!はやくいくんだぜ!」 「現金だなこのまりさ…」 羽根突き曰く、ようむはゲスが善良なゆっくりに危害を加えているところによく表れて制裁していくようだ。 ――――ある時は自身を金バッジと騙って野良ゆっくり達を襲うゆっくり強盗団を率いていた『金モドキ』のまりさをと一味を壊滅させ、 『ゆっへっへ!まりささまがきてやったんだぜ!たべものをぜんぶだすんだぜ!』 『ゆんやー!ありしゅのいもむししゃんもってかないでー!』 『うるさいんだぜ!まりささまのいうこときかないげすはせーさいしてやるんだぜ!』 『ユビッ』 『おちびちゃああああん!』 『ごのぐぞばりざああああ!よぐもおじびぢゃんをおおおお!』 『おーっと。まりささまにさからったらにんげんさんがくるんだぜ?』 『ぼすのいうことにはすなおにしたがったほうがいいんだぜ!ぼすはきんばっじさんなんだぜ!』 『ゆぎぎぎぎぎ』 『そこまでだちーんぽ!』 『ゆああん!?なんなんd…「ズバッ」ゆぎゃあああ!』 『それはきんバッジじゃないんだちーんぽ!にせものなんかにようむはだまされないおーなほ!』 『いだいんだぜええ『とどめちーんぽ!』「ドスッ!」ゆぶっ…ぼっどゆっぐりじだがった…』 『ぼすー!?』 『さあ、つぎはおまえらがしぬんだりーんかん!』 『『『『ゆぎゃあああああ』』』』 ―――またある時は言葉巧みに飼いゆっくり達をたぶらかして捨てられるような言動をとらせていた『街の賢蛇』のぱちゅりーもようむが切り刻んだらしい。 『ばぢゅりー…おにいざんゆっぐりじでぐれながったよお…ばりざずてらてぢゃったよおおおお』 『むきゃきゃきゃきゃ!かいゆっくりがかってにすっきりしたらすてられるなんてあたりまえじゃない!まんまとだまされたわね!』 『ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛!?どーゆうごどなのおおおお!?』 『ふん!けんじゃのぱちゅりーがのらせいかつしているのにまりさがゆっくりしてるなんておかしいのよ!ぱちゅりーのちいをうばっているげすをせーさいしただけなのよ!』 『ゆうううう!?いいがかりだよおおおお!』 『むきゃきゃあーすっきりしたわ!つぎはどのゆっくりをせーさいしてやろうかしら!』 『そこまでだちーんぽ!』 『むきゅ?いったいなんのよ『おうぎ・あまぎりながれ!』むぎゃあああ!ぱちぇのおめめがあああ!』 『さかうらみでかいゆっくりをすてさせるようなゲスはようむがえいえんにゆっくりさせてやるんだいーでぃ!』 『むきゅうううう!ぱちぇはまちのけんじゃなのよおおお!けんじゃをゆっくりさせないげすはしねえええ!』 『こっちだみょん!』 ザクッ 『ほっぺがああ!』 『まだまだみょん』 ズバッ 『あんよきらないでえええ』 『ゆっくりゆっくりしぬんだちーんぽ!』 ドスッ!ドスッ!!ドスッ!!!ドスッ!!!! 『むぎゅっもっどゆっぐりっじだがっだあ』 『とどめだちーんぽ!』 グシャア! …上記のやりとりは羽根突きが他のゆっくりとの情報交換で分かっていたことだ。 他にも『切り裂きユック』のみょんや『青狸』のちぇんなど数々の名高いゲスも葬られたらしい。 『金モドキ』のようなゲスの集団を一匹で皆殺しにしているあたり突然変異種の名にふさわしい、ゆっくりにしては異常な戦闘能力を持っているようだ。 まあそれでも語尾に淫語が残っているのはどことなくゆっくりらしいが。 「話を聞く限り嗜虐性がかなり強そうだな。まあその標的はゲスだけっぽいけど」 「ゆっくりなんてそんなもんなんだぜ。よわいものいじめがだいすきで、みくだしてるあいてにはへいきできがいをくわえるどうしようもないなまものなんだぜ」 「つまりゲスを見下しているのか。ゆっくりごときにれいぽぅされる鬼意山も見下して罵声を浴びせてくれるのかなハァハァ」 「すまんなこんなアホが依頼主で」 「いや、このおにいさんはまいかいはぶりがすごくいいからこれぐらいよゆうでがまんできるんだぜ」 「つまり我慢してると」 「……だぜ」 ようむの現れるところには大抵ゲスの斬殺死体が転がっている。ようむの制裁跡を調べるために一行は様々な場所を訪れては聞き込みし、死体をひっくり返して(瀕死のものは責任を持ってとどめをさした)切り傷・刺し傷を観察した。 昼を挟んでかれこれ5時間は探した。今一行は郊外にまで足を運んでおりそれでも見つからないことから諦めムードが漂っており、とうとう今日のところは引き上げようという結論に達した。 せめて最後に、と路地裏に入って軽く観察すると、何とれいむが見るも無残な姿で転がっていた。ぺにぺには何らかの鋭利な物で切り取られており、それ以外にも体中が切り刻まれていた。 間違いなくようむの仕業である。鬼意山達は最後の最後でたどり着いたのだ。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「ゆゆっ!?こいつは『ヤリまむ』のでいぶなんだぜ!」 「知っているのかまりさ!?」 「こいつもとんでもなゲスで、ひとりみのゆっくりやよっきゅうふまんなかいゆっくりのめのまえでまむまむをひろげでさそうんだぜ。 でもそれはわなで、それにホイホイつられてぺにぺにをいれようとするしゅんかんにまむまむをぺにぺににかえてヤリのようにつきさしてあいてのぺにぺにをつぶすおそろしいやつなんだぜ!」 羽根突きは身震いしながらも話を続けた。 「そうやってゴハンにありつくようなやつだからなみのゆっくりじゃはがたたないはずだぜ。こいつがやられているってことは…」 「奴が…ようむが殺ったってことか。幸いそいつは襲われたばかりのようだ。近くを探そう!」 でいぶの中枢餡を踏みぬいた後一行は周りを調べ始めた。すると先程の現場から少し離れた先で数匹のれいぱーがゆっくりの集団を襲っているところに遭遇した。 「んほおおおおおとかいはなちぇんねえええ!」 「ありすのとかいはなあいでらんなんてわすれさせてあげるわああああああ!」 「に゛ゃあああああ!らんじゃばああああああああ!」 「ああ!しまりがっさいこうっ!」 「ゆがあああぬいてぬいてぬいてえええ!」 「すっきりー!」 「もっとゆっくりしたかった…」 「ゆげえ…れいぱーなんだぜ」 「正直れいぱーは食傷気味だ。主に一人のせいで」 「けしからん連中だ!俺も混ぜ…けしからん!れいぱー共をせいっさいっしてくるぜ!」 「お前は混ざりたいだけだろーが!しかもされる側の方で!」 「やめるんだちーんぽ!」 「え?」 「今の声!」 「まちがいないんだぜ!ようむなんだぜ!」 「んほおおお!れいむう!いっしょにいきましょおおお!すっk『ズシャ!』ゆぴいいいい!あでぃすのせなかがあああ!」 ようむは物陰から飛び出すや否や口に咥えたガラス片で目の前で盛っていたれいぱーの背中を横一閃で切り裂いた。 ぺにぺにから放出されようと圧力を高めていた体内のカスタードは突然できた背中の出口に殺到し、クリーム色の噴水となってれいぱーの命をぶちまけた。 「もっど…ゆっぐ…」 「ありすうう!?」 「じぶんのしんぱいするといいんだちーんぽ!」 ようむはそんな光景には目もくれず、近くで仲間の悲惨な死の瞬間を見て固まってしまったれいぱーを正面から斬った。 「ゆぎゃあああ!」 ズバ!ズバ!!ズバ!!! 2度、3度と顔面を斬っていき、れいぱーの顔はもう判別不可能なまでにズタボロになりカスタードの湖を作っていた。 この間わずか46秒。たった1匹のゆっくりが身体能力のタガが外れたれいぱーありすを1分もかからず2匹も永遠にゆっくりさせたのだ。 残った4匹のれいぱー達は驚いた。何せ今まで会ってきたのは自分達の都会派な愛を今か今かとじっと待ちわびている子たちばかりだったのだ(実際は恐怖で硬直しているだけ)。 それをあのみょんは横入りしただけでなく都会派な仲間を永遠にゆっくりさせたのだ!こんなことが許されるだろうか! 許せる!なぜなら自分達は愛の伝道師。このようなゆっくりに愛を分け与えてゆっくりさせることこそが自分たちの使命なのだから。 このようなことをスパンキングしながら本気で思っているのがれいぱーのれいぱーたる所以である。 さて、2匹を葬ったようむも今度は攻めあぐねていた。並のゲスならば突撃して瞬殺したであろう。だが相手はれいぱー。うっかり精子餡をかぶってしまえば瞬く間ににんっしんっしてしまうだろう。 挿入ではないので茎が生えてくるだけだが、それを折っていればその隙に挿入されてしまうだろう。かといって生やしたままでは邪魔になり結果は同じ。 だからようむは待った。れいぱー共が自分に殺到してくる、カウンターの瞬間を。 「んほおおおお!いなかもののみょんだわあああ!すっきりー!」 「すっきりー!みんな!あのみょんにとかいはなあいをおしえてあげましょう!」 「そうねえええ!ありすのあいを!すっきりー!たっぷりそそいであげるわあああ!」 「んほおおお!すっきりすっきりー!」 4匹が今の相手を犯し終え、ようむに標的を定めた。そして1匹のありすが先陣を切ろうとしたその時、ついにようむは行動を起こした。 「いまだぼっき!はんれいをくらうざーめん!」 ドピュッ! ようむの口から勢いよく白濁液が飛び出し、5mも先にいたれいぱーの目にクリーンヒットした。 「んほおお!?まえがみえないわああああ!それになんだかくさいわああああ!」 ありすはそれを払おうと体を震わせるが、目に付いた白濁液は粘ついておりちっとも取れそうにない。 それを見ていた別のれいぱーは、れいぱーにしては珍しく仲間を気遣える余裕があったようで取るのを手伝ってやろうと近づいた。 「しょうがないわね!ありすがとってあげるわ!ぺーろぺーr……にがいいいいい!?」 1匹が白濁液を取ろうと跳ねまわり、1匹が苦さに驚いて舌を突きだし悲鳴を上げる。 だが残りの2匹は、むしろ自分がより多く愛を分け与えるチャンスと判断しようむへの突撃を開始した。 しかし、4匹だからこそようむは慎重になったのだ。たった2匹ならば恐れるものなどほとんどない! ようむは全速力で先を走るれいぱーに向かい駈け出した。れいぱーがようむのまむまむにむかいぺにぺにを突き出すが、ようむはそこに勢いを付けてガラス片を深々と突き刺した。 正面衝突で2匹は吹き飛ぶが、その時の顔はまるで違う。お飾りと等しい価値の己のぺにぺにを破壊され苦悶を浮かべるれいぱー。不敵な笑みを浮かべるようむ。 だが危機はまだ去っていない。最後のれいぱーはようむの着地と同時にギンギンになった己のぺにぺにをようむのまむまむ挿入したのだ。 ZUN! 「ふゆん!」 「んほおおお!すごいしまりだわあああ!みょんのまむまむはめいきねええええ」 スパァンスパァンと大きな音を立ててスパンキングが始まり、ようむの顔もみるみる紅潮していった。 「んん…ようむの…んふぅ…ばーじんさん…んああ…あげるんだちんぽお…はぁん…でもたかくつくみょん…ああん!!」 「みょんったらつんでれねえええ!じゃあでぃーぷちゅっちゅももらっちゃうわあああ!」 れいぱーがようむの口を無理矢理開かせ舌を絡ませた瞬間、 「いまだちーんぽ!とくのうはんれいをくらうんだせーいん!」 ようむは先程れいぱーにかけた白濁液を直接口に流し込んだ。 「くぁwせdrftg!?」 れいぱーは口いっぱいの苦みの奇襲でパニックになりようむを突き飛ばした。直後、ようむのばーじんを奪ったという興奮で大量に生成されていた精子餡がぺにぺにから放出された。 あと数秒れいぱーが舌を絡ませるを遅らせていればようむは間違いなくにんっしんっしていたであろう。 「pぉきじゅhyg!!??」 れいぱーは口内の半霊を掻きだそうと必死で舌を動かしていた。だがようむが言った通り最初の半霊よりもさらに濃いものを流し込んだのだ。 舌に絡みつき吐き出せず、それどころか口内で白濁液を転がすことでその苦みをより堪能することになった。 このれいぱーを苦しめている物質、いったい何であろうか? ようむが『半霊』と呼んでいるこの臭く、粘つき、苦い白濁液の正体…それはようむのホワイトチョコなのである。 ようむがホワイトチョコを撃ち出すときに口内に酵素が分泌され、空気に触れると先程の性質を持つような液体に変化させるのだ。 この酵素を作り出しかつ必要量の中身を吐ける機構はみょんには無いものであり、みょんとようむを構造的に分ける重要なポイントだ。 「ゆふう……れいぱーがすっきりがだいすきなりゆうがちょっとだけわかったみょん…」 ようむは息を整えると先程ぺにぺにを破壊したれいぱーの元に行き、ぺにぺにを噛みちぎってガラス片を取り出した。 れいぱーはすでに廃ゆんのような顔をしていたが、千切られる痛みで現実に戻った瞬間にようむに滅多刺しにされてそのゆん生を終えた。 そこからはようむの無双が再開された。 仲間の目にかかった半霊を舐めたれいぱーは自分にようむが向かってくるのを見て愚かにも都会派な愛を貰いに来たと勘違いをしてぺにぺにを勃てていた。 だがようむはそんなれいぱーの目を横薙ぎで斬り裂き、目が見えないれいぱーの髪を咥えて息絶えるまで叩きつけ続けた。 ようやく目の半霊が取れたれいぱーは、ようむがれいぱーを振り回しているのを見て助けるべく跳ねてきた。 だがようむはそのれいぱーの頭上かられいぱーを叩きつけ気絶させた。その隙に顔面に十字の傷を付け、カスタードを出し切ってぺしゃんこになるまでれいぱーで殴った。 そいて本命の最後のれいぱー。先程自分に与えた恥辱と快感は忘れない。まずぺにぺにを斬り落とし、目の前でむーしゃむーしゃした後吐いてやった。 カスタードが漏れているにもかかわらず押しつぶそうと跳ねたが、我を忘れていたがゆえにようむが咥えていたガラス片に気付かなかった。 それに気付いた瞬間はもう手遅れ。ようむは半歩自分の体を引き、れいぱーは自分からガラスで顔を縦に切ることになった。 「え?何あの厨ゆっくり」 「…」 「すごいんだぜ!れいぱーをたったいっぴきでかいめつさせたぜ!そこにしびれるあこがれるううう!」 すっかり空気になっていた鬼意山一行は予想以上の活躍と惨劇で三者三様の反応を見せていた。 「ありがとおおおみょんんんんこわかったよおおお」 「みょんはいのちのおんじんなんだよー!わかるよー!!」 「どういたしましてだちーんぽ。ようむもみんながぶじでうれしいみょん!」 ようむの顔には、先程のゆっくりを切り裂いて笑っていたものとは程遠い柔らかな笑みが存在していた。 ようむは突然変異のゆっくりである。それは他の種の変異と違い、言葉の変化がメインなのだ。 親や姉妹のみょん達がちんぽちんぽと叫んでいる中自分だけは他の言葉を喋る。 他のゆっくりとの交流でもほとんどは第一声が「ゆゆ!?みょんがひわいごじゃないよ!どういうことなの!?」というものばかり。 ようむはいつも疎外感を感じているのだ。同種とも違い、同じ言葉で話す者達には好奇の目で見られる。 そんなようむが無条件で受け入れられるのはゲスとの戦闘のみだ。 ゲス共にとっては命にかかわるので自分が喋っているのをあまり気にしない。助けたゆっくりにとっては救世主。感謝の気持ちと安心感でそこまで気が回らないのだ。 ゆっくりの恐怖の顔と喜ぶ笑顔の中にのみ、ようむは異端である自分の居場所を感じることができるのだ。 観察鬼意山はこのビデオを大学に持ち込もうとしていたが、あにゃる鬼意山と羽根突きの懇願でしぶしぶやめた。 このお人好しさがあるからこそあにゃる鬼意山と友人であり続けられ、虐待鬼意山というネガティブイメージを跳ねのけて高名な学術雑誌にも名を連ねられるのだ。 ちなみにこの縁でその後羽根突きと何度か一緒に街のゆっくりの生態を撮影し、街ゆのドキュメンタリーを作って賞を取るのはまた別のお話。 結局あにゃる鬼意山もようむの捕獲をやめた。自分のためでもあるとはいえ、彼女はこの街のゆっくりを自分の身を挺して守っているのだ。そんな彼女を捕まえて性奴隷にするほどあにゃる鬼意山は堕ちていない。 『真のHENTAIとは相手も悦ばせてこそ』 せっかく生きがいを見つけて街で暮らしているようむの喜びを奪うことを良しとせず、鬼意山は言葉攻めの夢を諦め素直に引き下がったのであった。 「それにあのようむは確実に『受け』。『攻め』じゃないなら別にいいや」と思っていたのは鬼意山だけの秘密。 「ちんぽおおおお!ちんぽおおお!」 「にょうけっしょう!?かいめんばっきばき!」 「頑張れみょん!顔が見えてきたぞ!」 後日、あにゃる鬼意山宅ではみょんが出産に臨んでいた。 鬼意山はみょん好きと自負している通り躾けとHENTAI以外では比較的みょんを自由にさせており、家にいる2匹のみょんのにんっしんっも許していたのだ(勿論子みょんのぺにぺにも巨大化させる気マンマンだ) スポーン! 「ちーんぴょ!」 「ちんぽおおおおお!!!ちんぽおおおおお!!!」 「お前に似た元気なみょんだな!ち【ピー】んぽ!」 スポーン! 「ちーんみょ!」 「ちんぽちんぽ!ちいいいいんぽ!」 「今度は母親似の可愛いみょんだな!ち【ピー】んぽ」 母親役のみょんの腹もだいぶ小さくなってきた。次の子供で最後であろう。 スポーン! 「ゆっくちちちぇいっちぇちーんぴょ!」 「「み゛ょん!?」」 「え゛!?」 鬼意山の夢は意外なところで実現しそうだ。 【補足】 ・ゲスぱちゅりーの二つ名の「街の賢『蛇』」は誤字じゃないんであしからず。 たぶらかして相手を楽園から追放させるから『蛇』なんです。 【あとがき】 祝・半霊ゆっくり化! コンビニで鬼平犯科帳を読んでたら悪ゆっくり共に二つ名を付けたくなって細部の修正になぜか時間がかかってしまったよ! あとれいぱーへの虐待方法はその隣に置いてあったワイド版の某剣劇漫画にかなり影響を受けちゃいました。 某作者さんネタかぶりごめんなさい。 てか久々に完成した作品がこんなのってどういうことなの…。 以下没設定 ・『切り裂きユック』のみょん 己の剣の修行のために夜な夜なゆっくりのおうちを襲撃して一家もろとも惨殺してきた猟奇殺ゆん犯。 獲物の品定めの最中にようむに後ろから刺されて葬られた。 ・『青狸』のちぇん 子ゆ時代に鼠に耳を齧られてしまい、健常な同族を妬んで街の子ちぇん達の耳を引きちぎって回っていた。 ようむに尻尾を食いちぎられた挙句、耳に見立てて枝を何本も頭に突き刺されて葬られた。 【パロディ元】 ??様『ふたば系ゆっくりいじめ 527 シティ・リベンジャーズ』シリーズ D.O様『ふたば系ゆっくりいじめ 333 銘菓湯栗饅頭』 今まで書いた作品 ふたば系ゆっくりいじめ 310 仏 ふたば系ゆっくりいじめ 393 体 ふたば系ゆっくりいじめ 401 体2 ふたば系ゆっくりいじめ 452 体3 ふたば系ゆっくりいじめ 488 裁 ふたば系ゆっくりいじめ 498 腐 ふたば系ゆっくりいじめ 535 換 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る ちーんぽ!笑 -- 2016-08-30 17 45 55 お兄さんひねくれすぎじゃない? -- 2015-09-27 01 37 56 これはすごい名作wwww みょんはいいなー 喋る言葉と中身のギャップがまた(・∀・)イイ!! あと受けHENTAI人間が(・∀・)イイ!!味出してる -- 2011-06-04 07 14 00 青狸でどらえもんwwwなるほどなーw イイハナシダッタナー -- 2010-10-23 17 19 59 青狸…ドラ〇もんだったのか。 それと、ゆっくりが活躍する話は面白いな。ストーリーに豊かになる。 -- 2010-07-21 08 36 59 このみょんは可愛い。そしてHENTAIおにいさんはすっきり出来るね -- 2010-06-29 19 23 29 わけがわからん -- 2010-06-11 05 43 36
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スィークリング 14KB パロディ 実験・改造 現代 独自設定 妄想垂れ流しです・・・すみません・・すみません・・・ ・15回目 ・普通じゃない普通種。 ・スィーがふんだんに盛り込まれております。むしろ、スィーがメイン。 ・ギャグじゃないのにギャグです。 ・虐待どころか愛でもHENTAIもないです。 ・ていうかSSじゃない。 ・ヨロシクオネガイシマス ゆっくりというのはその名の通り、移動する速度が異様に遅い。 手も足もなく矮躯なゆっくりが移動するには全身を使い跳ねるか、底部を波打たせてナメクジよろしく這うかしかないけれど、底部で移動することは野生のゆっくりに限らず飼いゆっくりだとしてもリスクも高い。 人間で言うなら、常時素足で行動していることになるからだ。 一応、底部を保護する飼いゆっくり用の靴は発売されていて保護団体が着用を奨励しているけれど、ゆっくり自体が履くことを嫌うから普及は滞っている。 そこで、あるゆっくりのおもちゃ会社がスィーという、プラスチック板に4輪タイヤをつけたものを発売した。 ゆっくりの思い込み(それを人間でいう自転車と同じと認識させる)によって動く何の変哲もない板は新しいゆっくりの移動方法として、主に飼いゆっくりがいる家庭で飛ぶように売れた。 今ではゆっくりの種類によって様々なデザインのものが発売されている。 四角い板に4輪タイヤをつけ、板の上にゆっくりを乗せる初期型スィー。板スィーとも言われていた。今は、後継機にその数を越された。 初期型スィーから発展させ、プラスチック板の初期型スィーで起きやすかった転落事故を参考に、形状をボウルのような半球にすることでゆっくりの安定性を確保したスィスィー。 スィスィーを基礎に、甲羅に当たる場所を窪ませゆっくりの底部を、更にがっちり固定できるように改良したれいむ種を飼う層に人気がある老亀スィー。 初期型スィーの直線的な形状を踏襲しつつU字型の流線形に加工し、後部にジェット噴射を模したパーツをつけた速度重視の箒スィー。これは、まりさ種に人気がある。 他にも、直立する人形の組んだ腕に抱きかかえられるようなありす種の人形型スィーや、開いた辞典のページ(ゆっくりだよ! からすっごいはやいよ! まで、6段階書かれている)によって、ギアチェンジが可能なぱちゅりー種の辞典型などがあり今もなお開発が続けられている。 スィーが普及したことで飼いゆっくり達の外出は容易になり、飼い主がついていなくともルールさえ守れば安全に一人で散歩などにも行けるようになった。 飼いゆっくりに一台スィー。 外出はおしゃれなスィー。 現在、それが当たり前になっている。 昼下がりの公園。休日ということもあり、家族連れやスポーツを楽しむ人々やスィーに乗っている飼いゆっくりとだんまくごっこをするゆっくり達の活気ある声で賑わっている。 わたしもそのうちの一人で、散歩がてら桜が咲く公園を飼いゆっくりのちぇんと歩いている。 「すぃーすぃーすーだららったッーすらすらすぃーすぃーすぃー♪」 わたしの歩幅に合わせて、ゆっくり走るスィスィーに乗る笑顔のなちぇん。 本来なら、スィスィーは人間が軽く走る程度まで速度が出る。そのために、速度を出しすぎたスィー同士の衝突事故が相次いでいる。 原因は、自制ができないゆっくりによるもの。いくら、飼いゆっくりだとしてもその個体差は激しく、そういう後先を考えないゆっくりもいる。こればかりは、飼い主の采配次第だ。 その点、うちのちぇんは自制できるほうのゆっくりで良かった。おかげでのんびり散歩を楽しめる。 しばらく桜並木を歩いていると、草むらからまりさが出てきた。 そのまりさは、ところどころ薄汚れていて飾りや髪はパサパサ。その癖何故か、最近めっきり見なくなった初期型スィーに乗っている。 明らかに野良まりさだが、一応確認をしなければならない。 飼いゆっくりというものは、基本的には、人工的に作り出される。そのサイズが最初から決まっており(赤ゆっくり約4~7cm、子ゆっくり約8~15cm、成体ゆっくり約16~27cm)、その大きさから変わることはない。 ペットショップに出荷されるその時に識別用として、サイズによって異なる大きさの丸い飴玉をうなじ辺りに埋め込まれる。 例外として、野生で拾ったゆっくりを飼う場合は、保護団体に申請もしくは試験を受けることでバッジが支給され、それを飾りにつけることになる。 赤い飴玉は、銅バッジと同等。白い飴玉は銀バッジと同等。黄色い飴玉は金バッジと同等。というようなものだ。 精神衛生上、先に罵倒を浴びせられるのは御免被るので、まりさが口を開く前に駆け寄り(ちぇんは「わからないよー」と言いながらもぴったり横についてきた)、なにやら、煤がつく髪を掻き分けてうなじを見る。ゆっくりには耳がないので、適当なのはここだけの話。 そこには、半球状に窪んだ跡しかなかった。 飼いゆっくりを手放す場合、飼い主はゆっくりから飴玉を取り外さねばならない。その飴玉は一種のCPUのようなものでもあり、飼いゆっくりの知能が良いのはこの飴玉があるおかげだ。 野生のゆっくりならば、飼いゆっくりや野良ゆっくりにはない排泄穴や子孫を残すために性器を持っている。 このまりさはどうやら、捨てられた飼いゆっくりのなれの果てである野良のようだ。 手を離して、手のひらの煤を払っているとまりさがこちらを睨んでくる。 「にんげんさんのくせに、まりさのかみのけさんにさわるとはいいどきょうなんだぜ・・・」 苦虫を噛み潰したような表情をするまりさは、しばらくするとわたしから興味をなくしたのか、わたしが突然走った理由が分からないと言いたげなちぇんを見据えた。 まりさは挑戦的な笑みを浮かべ、 「ちぇん。まりさとスィーレースをするんだぜ」 首をかしげるわたしとちぇんを他所に、まりさは宣戦布告する。 「まりさはこのゆっくりプレイスでいちばんはやいゆっくりなんだぜ。それをしょうめいするために。ちぇん。いざゆっくりしょうぶするんだぜ!!!」 このレースに対する執着からすると飼いゆっくりであったころには、スィーのレーサーだったんだろうか。 飴玉を取られて思考力が低下しても、野良ゆっくりが飼いゆっくりであったころの欲求を優先するという事例はいくつか聞いたことがある。 ちぇんはどうすれば良いかと問う目で、わたしの顔を見る。 蛇の道は蛇。ということで、わたしは手のひらをちぇんに差し出して、任せるという合図を送った。 ちぇんはしばらく悩んだあと、まりさに対して、 「わかったよー。でも、ちぇんははやいよー? わかってねー」 スィーレース用の100Mの円グラウンドを二周する。 接触事故、および妨害をしたゆっくりは即、失格とする。 ゆっくり精神に則り、ゆっくりはしってね!!! 以上、【スィーレース短距離部門。公式ルール】より抜粋。 レフェリーは、善意で申し出てくれたお二人の飼い主。 不正がないように、お二人の飼いゆっくりであるスィスィーに乗ったみょんとゆゆこの二人にテープを持ってもらっている。 レースの準備をしているうちに、なにやら物好きなゆっくり愛好家達や子供達や宴会をしていた人達やゆっくり達が集まってきた。 なにやら大事になってきているのを悲観していると、ゆゆこの飼い主である祭行事(さいぎょうじ)さんが説明してくれた。 「あのまりさ、だいぶ前からこの公園に住んでて、スィーに乗ったゆっくり達に片っ端からレースを仕掛けてるんですよ?」 それを聞いて納得していると、みょんの飼い主である今朴(こんぱく)さんが、面白そうに話す。 「いやぁ・・・あたしのみょんも勝負しましたけど、あのまりさ板スィーの癖に速いんです。そりゃもうあっという間で、みょんとあたし、しばらく放心状態でしたよ」 どうやらまりさは思いのほかやり手らしい。 心配になりスタート地点に着くちぇんの方を見ると、私に向かって大丈夫だと言うように、尻尾でサムズアップのジェスチャーをする。 手を振って了解の合図を送りつつまりさをに目を移す。 まりさは、目の前に引かれたラインを凝視している。その集中力は、ゆっくりとは思えないほどの迫力を感じた。 両者がスタンバイできたところで、祭行事さんが宣言する。 「えー、それでは、第九十九回、野良まりさ杯を行いたいと思います!」 九十九回も対戦していたのかと、驚いているわたしを他所に観客達のテンションは上がっていく。 どうやら、観客達はこのまりさの対戦を幾度となく見ていたようだ。 この公園にかなりの頻度で立ち寄っていたのに今まで知らなかった自分の鈍さに少し泣きたくなった。 「今回の挑戦者は、谷雲(やくも)さんの飼っているちぇんです! 谷雲さん意気込みはどうでしょうか?」 存在しないマイクを向けられたので、どうしてこうなったのか疑問だと答えた。 「なるほど。確かに、いきなりでしたもんね。でも、大丈夫ですよ! お遊びですから! 娯楽です娯楽! 宴会に娯楽は付き物です! じゃあ、続いて野良まりさちゃん。意気込みは?」 まりさは、存在しないマイクどころか祭行事さんも見ずにただ眼前を見て、 「まりさははやいいちばんはやいだってまりさがいちばんだからそうだいちばんだきめぇまるなんかよりもはやいぜったいはやいれみりゃなんてこわくないちぇんよりもはやいかくじつにはやいまりさははやいはやいはやいはやいはやい」 ずっと呪詛のようなものを唱えているまりさは、不気味すぎる。 だが、不気味がっているのはわたしだけのようで、周りの人達は平然としている。 「はい! いつもどおりのやる気満々ですね。ということで、さっそく始めましょう! 両者用意はいいですか!?」 今朴さんがいつの間にか、アラジン神の書かれたフラッグを持ってちぇんとまりさの間に立っている。 「では・・・みなさん。ご一緒に! 1! 2! 3!」 『ゆっくりはしってね!!!』 ゆっくりはしってねの大合唱と共に、フラッグが振られ、二人は脱兎のごとく走り始めた。 序盤、直線でのスィスィーと板スィーの性能差で、スィスィーに乗るちぇんがリードしている。 スタートダッシュの差で出遅れたまりさは帽子を深めに被りながら、目の前を走るちぇんを抉るように見ている。 「ちぇんははやいんだよーわかってね!」 「・・・」 更にちぇんは加速して、まりさとの距離を引き離す。 そういえば、飼いゆっくりとして飼い始めた最初は、ちぇんの異様に速い行動に着いていけなかったことを思い出した。 だが、一回目のカーブに差し掛かった時、ちぇんとまりさの間の距離が急激に縮まり横にならんだ。 「おお、出たー野良まりさの抉りこむようなカーブ!」 観客の一人がそう叫んでいた。 どうやら、直線で引き離そうと加速してしまい大きくカーブしたちぇんに対して、まりさはカーブへの切り替えしを早く行って短いカーブでちぇんの側面に割り込んだようだ。 ちぇんは軽く動揺したようだが、カーブが終わった時にはすぐに直線で引き離す。 「ちぇんははやいんだよー! わかれよー!」 「・・・」 だが、二回目のカーブでまたまりさはちぇんの横に並ぶ。 「わ、わからないよおぉ・・・ッ」 「・・・ゆむッ!」 狼狽するちぇんを他所に、カーブが終わって二回目の直線に入ったとたんまりさは体を前方傾けて加速した。 先程のちぇんの加速以上の速度で、みるみる内に、ちぇんとまりさの距離は離れる。 「わ、わからないよおおおー!!」 ちぇんも必死に引き離されまいと、加速するがミリ単位で徐々に縮まる程度だ。 そのまま一周目が終わったフラッグが振られ、そのまま二周目へ。 「まてえええ!!! ちぇのほうがはやいんだよおおお!」 「・・・ゆへへッ」 更に加速して肉薄しようとするちぇんとは対照的に、まりさは楽しそうに笑う。 3回目のカーブに差し掛かったところで、立場が逆転する。 まりさは短めにカーブに曲がったが、ちぇんはそれ以上に、ラインギリギリを走る形で一周目の仕返しをした。 直線に入ると、ちぇんは満足そうな顔で後ろのまりさを見る。 「ちぇんはおそくないんだよー! わかってねっ!」 「おもしろいぜ・・・!」 ちぇんの挑発をものともせず、むしろ興が乗ってきたと言わんばかりに笑みを深める。 4回目のカーブに入った。ここが勝負の分かれ目といえる。 観客も、一層ヒートアップし、恥ずかしながらわたしも気づけばちぇんを勢い良く応援していた。 またもラインギリギリを曲がるちぇんの後ろを、まりさは寸分狂わず追随する。 最後のカーブが終わり、いよいよ勝負が決するゴールテープが貼られた最後の直線。 わずかに、ちぇんがリードしているが、ここに至ってもまりさは笑みを絶やさない。 ちぇんは最後のスパートをかけて、まりさを一気に引き離す。 ちぇんの本気がこれほどまでに速いとは思っていなかった。もしかしたら、スィーレーサーに向いているかもしれない。 真面目にそのような道を目指してみるのも良いかとわたしが考えていると、ちぇんがゴールテープが舌を伸ばせば届く距離にまで近づき誰もが、ちぇんの勝ちを確信した。 が、その横を黒白の物が追い越した。 ものすごい勢いで切られるゴールテープ。 先程までの熱気が嘘のように、静まる。 わたしとちぇんを含め誰もが、何が起きたのか分からなかった。 沈黙の中で、ただまりさは言う。 「まりさが――いちばんはやいんだぜ!!!」 その言葉で、歓声が湧き起こった。 呆然とするちぇんとわたしを除いて。 夕日に照らされて、わたしとちぇんはとぼとぼ家路を歩いている。 結局まりさが何故、逆転できたのか分からずじまいだった。 機材の片付けや協力していただいたお二方へのお礼などの後始末をしているうちにまりさも何処かへ行ってしまった。 「・・・」 無言でスィスィーを走らせるちぇんに慰めの言葉をかけるのも気が引けて、今日の晩御飯は何が良いか聞く。 「おかかごはんだよー・・・わからないよー・・・」 予想以上にショックだったのかと、今更ながら止めるべきだったと後悔していると目の前に、先程のまりさがいた。 まりさは、ちぇんに走り寄ると野良には見えない良い笑顔でちぇんを見る。 「良い勝負だったぜ。ちぇんはまりさがはしったなかでいちばんはやかったんだぜ」 「うそなんだね。わかるよ・・・」 「うそじゃないんだぜ。うそつきははしれないんだぜ? ちぇんはいちばんはしったゆっくりだぜ」 レースした相手に敬意を表すなんて本当に、野良なのか疑いたくなる。それ以上に、このまりさも飼いたくなった。 是非、ちぇんの相棒になってほしい。そう申し出ると、まりさは首を振った。 「もっとはやいゆっくりにあいにいくんだぜ。だからちぇんにおわかれしにきたんだぜ」 ぶつぎれの話をまとめてみると、公園のレースで観客の中に、スィーレーサーの大手チームのオーナーに居たらしく、終わったあとに、スカウトされたらしい。 「だからもうゆっくりプレイスにはいないんだぜ」 「・・・ゆっくりりかいしたよ」 シュンとするちぇんをまりさはお下げで撫でる。 何か言いたげなちぇんを見て、ニカリと笑う。 「ちぇんがもしれーさーになれたらあえるぜ。だから、もっともっとはやくなるんだぜ」 そういうと、お下げと尻尾で握手した。 それを見て、胸から熱いものが込み上げてきた。 「おねえさん」 まりさと別れたあと、ちぇんは神妙な面持ちでわたしを見る。 「ちぇんはスィーレーサーになるよ」 予想はついていたので、その申し出には喜んで乗る事を約束した。 あのときの、ちぇんの嬉しそうな顔は忘れられない。 『スィーレーサー 世界大かあああああい!!! 決勝に勝ち残ったのはなんとジャパンの二組!!! しかも、なにやら因縁があるらしくてもうこれは目が離せないねHAHAHA!!!』 本物のF−1などで使われるレース場には、あの日以上の熱気と観客がいる。 徹底的にチューニングした板スィーに乗ったちぇんは、金バッジを誇らしげに帽子に着けたまりさを見ている。 まりさは、昔と変わらない板スィーと昔と変わらない笑みでちぇんを見つめ返している。 「おねえさん。ありがとう」 今更、こそばゆい。そう笑いながらいうとちぇんもおかしそうに笑う。 「わかるよー。でも、ありがとう。わかってね」 わたしは頷いて、ちぇんをピットから送り出した。 並走して位置に着いた二人が、何を感じて何を思って何を語っているのかは分からないけれど、今もあの日も二人は楽しそうだという実感があるので問題ない。 今、フラッグが振り下ろされる。 アトガキ どうしてこうなった。どうしてこうなった。 ・・・すみません・・・自分でも何書いてるか良く分からなくなりました。 サイクリングにスィーをかけたほのぼのツーリングSSにでもしようかとした結果が下手な描写のレースでした・・・。 どうしてこうなった。どうしてこうなった。 これ、ゆっくりじゃなくてもよくね? とは筆者が一番思ってます・・・。 あ、ちょ・・・ゆっくり投げないでやめて・・・。 でも、書いてて楽しかったのは秘密です。 ご読了ありがとうございました。 やまめあき(仮) 【妄想で書いたもの】 かり ・ふたば系ゆっくりいじめ 963 ト● ・ふたば系ゆっくりいじめ 990 くちばしにチェリー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1000 デスクトップガジェット ・ふたば系ゆっくりいじめ 1018 ゆっくりつくーる ・ふたば系ゆっくりいじめ 1054 夢想天生 ・ふたば系ゆっくりいじめ 1064 スペクタクルスパイダーウーマン ・ふたば系ゆっくりいじめ 1091 つるべおとし ・ふたば系ゆっくりいじめ 1118 ゆっくりのおもちゃ ・ふたば系ゆっくりいじめ 1123 いまじん ・ふたば系ゆっくりいじめ 1142 スポイラー ・ふたば系ゆっくりいじめ 1163 ラブドール ・ふたば系ゆっくりいじめ 1172 益虫? 害虫? ・ふたば系ゆっくりいじめ 1189 スィークリング どろわ ・つんつんつんつくつんつくつんつん ぬえ ・山女って可愛いよね トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る こういう格好いのが似合うのがゆっくりまりさ。くそうざい調子乗りが似合うのもゆっくりまりさ。 -- 2013-03-03 23 42 41 ゆっくりできるSSだね -- 2011-06-17 21 30 12 おもしろかったよー。じかいもたのしみなんだねー。わかるよー。 -- 2010-05-16 13 28 53